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番組審議会とは

放送法に基づき、放送番組の適正を図るために外部有識者の声を聴く場として設置しています。
主な役割は、

・放送番組の適正を図るため必要な事項を審議する、
・放送局に対して意見を述べる

ことなどとなっており、番組審議会が取りまとめた「答申」や「意見」は放送局がこれを尊重して必要な措置を講じます。
また具体的な番組の視聴・聴取も行われ、放送局はその議論や意見交換を次の番組作りに役立てています。

審議委員名

委員長    坂 本   徹 ( 北里大学 獣医学部 教職課程 教授 )
副委員長 平 間 恵 美 ( NPO法人はちのへ未来ネット 代表理事 )
  川 嶋 大 史 ( つがる市観光物産協会 会長 )
  上 村 鮎 子 ( 十和田乗馬倶楽部 代表取締役社長 )
  平 野 陽 児 ( 東奥日報社 執行役員 デジタル局長 )
  成 田 幸 男 ( 陸奥新報社 代表取締役社長 )
  粒 来 和 成 ( デーリー東北新聞社 青森支社長 )
   

※ 平間副委員長・上村委員は意見書面提出での出席 

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第663回番組審議会

青森放送では、6月6日に、第663回番組審議会を開催し、下記議題番組を審議しました。

テレビ番組
 
『 RABニュースレーダー 』  ( 毎週月曜~金曜 18:15 ~ 19:00 放送 )
 


【番組内容】( ※今回は、2025年放送分の中から、5つのニュースをピックアップ )

 

  • 2月14日(金)放送  トップニュース

「みちのく記念病院で殺人隠蔽か 2人逮捕」 「診断書を書いたのは認知症医師か」

八戸市の病院の患者間で起きた殺人事件に絡み、死因を「肺炎」とするウソの死亡診断書を作成するなどして
事件を隠蔽したとして、理事長と医師が逮捕された。着手初日に「診断書に署名したのは認知症疑いで入院の
医師か」という核心に迫る情報を、独自の証言とともに放送した。

 

  • 1月30日(木)放送  特集枠

「これでいいのか除排雪 ① 出動指令や契約を検証」

年末年始の記録的な大雪で、青森市内は除排雪が追い付かず苦情が殺到。市の出動指令は正しかったのか?
業者との契約はこれでいいのか?菅原厚キャスターが、2回に分け検証した。

 

  • 1月31日(金)放送  特集枠

「これでいいのか除排雪 ② 体制やマニュアルは万全か」

2回目は除排雪のバラツキの原因などについて深掘りした。2回のシリーズでは検証に留まらず、
改善すべき点を提言した。取材を通し、青森市が「新雪対策・仮称『豪雪白書』づくりに着手」すること、
「契約や工区について見直しを検討」することを引き出し、ストレートで独自ネタとして放送した。

 

  • 4月25日(金)放送  特集枠

「桜LIVE 芦野公園で "通"なお花見を」

4月、バーチャルスタジオに桜を演出し、6回の桜中継を放送した。最終回は金木桜まつりが開かれている

五所川原市の芦野公園から、板橋優磨・新キャスターがキャンプをしながら楽しむ"通"なお花見の魅力を
伝えた。桜のトンネルを列車が通過する絶景などをドローンの空撮も交えて紹介した。

 

  • 5月6日(火)みどりの日に放送  特集枠

「ショート動画で青森の魅力発信! 弘大生インフルエンサー『そらたび』」

SNSで青森の魅力を発信し、5万人以上のフォロワーがいる話題の弘大生カップル「そらたび」を
メディア初の「顔出し」で密着取材。こだわりの取材現場や、2人の夢を紹介した。

審議委員からの感想・意見

  • 人の命を守るべき病院が殺人の事実を隠蔽した「みちのく記念病院」のニュースはあまりにも衝撃的。独自の証言をもとに核心に踏み込む報道姿勢にプロ意識を感じる。社会にとって非常に意義のあるスクープ。今後も医療現場の闇や問題点をしっかり追及してほしい。1月に放送した「除排雪検証」は非常にタイムリー。根本的な部分にまで踏み込む検証によって市民に寄り添う業者の声を実感できた。青森市長からも契約見直しの意向を引き出せたことは大きな成果。報道の力で社会を動かそうとする姿勢に拍手を送りたい。「桜中継」は青森県の春の素晴らしさを再発見できた。弘大生インフルエンサー「そらたび」は私もフォローし参考にしている。SNSでは分からなかった青森への思いや、投稿の裏にあるこだわりが丁寧に紹介されていてますます応援したくなった。
  • 「みちのく記念病院」の事件には驚きと恐怖を感じ、医療現場や行政の管理体制に大きな疑問を抱いた。独自取材によって事件の概要がリアルに伝わってきた。身体拘束から逃れるためだという殺人理由も悲しいもので、病院関係者の証言は心に突き刺さった。病院関係者や患者を思うと胸が痛む。地域医療の困難や医療現場の矛盾点などを継続取材してほしい。「除排雪検証」も印象深い。雪片付けをする青森市民のリアルな声は切実で、動きの遅い行政に疑問を持った。業者が自発的に出動できない実情もよく分かった。行政には速やかな改善をお願いしたい。とても分かりやすく、非常に共感できる特集だった。「そらたび」の投稿動画には愛着が感じられ、県内外に青森県をとても魅力的に伝えている。SNSを通して青森愛を発信する2人に夢をもらった。
  • 「みちのく記念病院」のニュースは殺人事件の発生から隠蔽までの今に至る流れが整理されてよく分かる報道だった。きちんと動きを察知して周到に準備してきたことがうかがえる。独自の証言は衝撃的。生の声もあり大変な作業だったと思う。非常に力の入った取材だと感じた。テロップの分量が多すぎる場面があり、少し読みにくかった。「除排雪検証」は、生活に直結する一番の関心事。市民側に立った目線で素朴な疑問に答える形で良かった。除排雪の現状と課題もよく分かった。「桜中継」は見どころを押さえており、LiveUの映像でも安定していて技術の進展を感じた。インスタグラムを見ていた「そらたび」はこだわりに驚いた。マスメディアとSNSがうまく交差するところには面白いものが生まれるはずだという自身の思いを実感できた。
  • 「みちのく記念病院」のニュースはショッキングだった。インタビューや取材をよく受けてくれたものだ。報道番組の王道、深みを感じる取材だった。「除排雪検証」は、青森市の対応の遅れに対する苦情や不満を取り上げて終わりではなくて、検証し、提言できることが強み。見ていた人たちへの影響力も大きいと思うので、行政に反映されるべきであり、行政は今回の提言を生かしてほしい。「雪国としてのまちづくり」につながってくるので、もっと問題提起をして、みんなの声を反映させてほしい。「桜中継」は、スタジオのバーチャルでの桜が華やかでとても美しかった。カメラアングルや映像の遊びに色々チャレンジしていて面白い。SNSはあまり信用していなかったが、「そらたび」の2人の顔出しによって好感が持てた。2人に期待し応援したくなった。
  • 総じて、きめ細かい取材・深掘りしていく視点・コーナーを織り交ぜた番組作りに感心した。「除排雪検証」は特に苦労が多かったと思う。除排雪の流れ・仕組み等を丁寧にひもときながら問題点を浮き彫りにし、提言にまで踏み込んだ。評価に値する報道姿勢、行政を動かすきっかけになったともいえる特集で、大変意義深い。欲を言えば、最後にスタジオで提言を打ち出した際に、提言を踏まえて対応をとった場合に除排雪がどう変わるのかを、チャート式に表示するといった視覚に訴える素材も加えることができれば、より改善点がイメージしやすかったのではないだろうか。「みちのく記念病院」のニュースは取材の蓄積の賜物。第一報で核心に迫る情報が提供されたことに感心した。準備や現場記者・関係者の努力に頭が下がる。今後も多角的な報道を継続してほしい。
  • 映像をつないで伝えるテレビニュースはインパクトがある。病院関係者の証言をとってスクープした「みちのく記念病院」のニュースは、驚きと背筋が凍る思いで見た。構成はほぼ完璧だと感じた。これだけのニュースをつかみ取ってきた記者の努力あってこそのスクープだと思う。ただ、証言の音声には違和感があった。証言者を特定できないように音声を変えるにしてももう少し方法がなかったのだろうか。「除排雪検証」は市民サイドに立った特集で、みんなが待っていたニュースだと思う。青森市民の不満や怒りをきちんと伝えながら、除排雪契約の仕組みにも踏み込んで掘り下げた。今回の検証を生かし継続して報道してほしい。「桜中継」は、キャンプしながら花見ができることを初めて知った。驚きのある面白いニュース。ドローンの空撮等で改めて美しさを実感した。
  • 長い年月によって培われてきた取材力・報道力がこの番組を支えているのだと実感できる。「みちのく記念病院」のニュースはあってはならない事件であり、大変ショッキングな出来事。丁寧に時系列で見せたのが分かりやすい。ジャーナリストとしての使命感を持って取材・報道を続けていることで信頼を勝ち取ってきたと言える。事件の背景に何があるのか、考えるきっかけになった。殺人の原因となった身体拘束の問題についても考えさせられるニュースだった。「除排雪検証」はよくぞ取り上げてくれた。市民の不満の背景にある本当の問題を解決しなければ繰り返しになるだけだが、きちんと掘り下げているのが凄い。「桜中継」はキャンプしながら花見をしたいと思わせてくれた。「そらたび」は周りにいる県外出身学生の9割以上がフォローしていて驚いた。初めての顔出しは2人にとっても収穫だったと思う。

次回の番組審議会は、7月中旬を予定しています。

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