「やりたいことが形にできる」

青森放送に入社する前は、別の会社で広報の仕事をしていました。
社内外の窓口として、会社の情報発信はもちろんですが、報道機関からの問い合わせ、いわゆる報道対応もしていました。当時は取材される側、今とは逆の立場です。
記者の方々と仕事を通じて接する中で「自分も取材をしてその情報を発信してみたい」と思ったのが、今の仕事を志したきっかけです。
そして、現在は報道記者として、県内のさまざまな出来事を取材してニュースの原稿を書いています。原稿を書くこと以外にも、画面に出てリポートすることもありますし、大きな災害が起きた際には現場から生中継で話すこともあります。
この仕事の魅力は、今、県内で起きていることが誰よりも早くわかるし、その現場にいることができます。歴史的な瞬間に立ち会うこともあります。
また、記者はニュースのたった一文を書くために、多くの取材を重ねることもあります。
同じ内容を扱っていても放送局によって、伝え方や細かなニュアンスが異なります。少しでも確度の高い情報を届けるため、それぞれの記者は取材を重ねています。
青森放送では、こうした情報をテレビやラジオ、インターネットなど放送を通じて、多くの人に届けることができます。自分のやりたいことが形にできると感じています。

「モノ作りの力」、
「地域に根ざした信頼の大きさ」

入社して感じたことは、青森放送がこれまでに積み重ねてきた「モノ作りの力」と「地域に根ざした信頼の大きさ」です。
ニュース番組一つとっても、記者だけでなく、アナウンサーやカメラマン、編集、CG制作などさまざまな作り手がいて成り立っています。入ったばかりのころは、「こんなにOAギリギリまでニュースってできていないの!?」と驚いた一方、OAに向けて、職場の方々の仕事のスピード感や連携プレーに圧倒されたのを覚えています。
また、「青森放送の能代谷です」と名乗って、初めてお会いする取材先から話を聞くことができます。地域の皆さんの信頼があってこそだと思います。
こうした積み重ねを大切に、仕事を通じて、青森を盛り上げる、青森の暮らしを豊かにすることに少しでも貢献できたらと考えています。
一方で、中途採用の使命は、伝統あるローカル局に新しい風を吹き込むことだと思います。まずはやってみる、やれることからやるというシンプルな姿勢が大事です。特別な資格やスキルはなくても、異業種の経験・知識を生かして、活躍できる場はたくさんあると思います。
もう遅いのではと諦めている方、人生は一度きりです。ぜひ、飛び込んでみてください。