RAB投稿スクープ
働く人紹介
谷津 望恵子

放送の骨組みを作る

編成という仕事があること自体、知らない人が多いかもしれません。私も入社するまでは存在を知りませんでした。「編成は放送の骨組みを作る仕事」だと思っています。どんな番組をいつ放送するか考え、番組表を組み立てています。そのためには青森県民の県民性を知る必要があります。どんな番組を好むのか、テレビ視聴が活発な時間帯はいつなのか、把握しておくと編成に役立ちます。自分が見たいと思う番組ではなく、視聴者のニーズに応えたり、見ていただきたい番組を探したり、バランス良い番組表になるよう気を付けています。
放送後は視聴率の分析をします。農業が盛んな青森県では、天気に視聴率が左右されることがしばしばあります。大きなニュースが発生すると報道番組の視聴率がぐんと上がります。他にも視聴率が左右される要因は必ずあります。その要因を見つけ出し、次の編成に生かせるようにします。多くの方に見ていただきたかった番組の視聴率が良いと、思わずガッツポーズしてしまいます。
 
 

地元に貢献している
と感じやすい仕事

放送局で働いて良かったことは、周囲に「この仕事に携わった」と見せられることです。自分が選んだ番組を見て家族や友人が面白がってくれると、やはりうれしいものです。編成業務をする上で、流行にアンテナを張っておくことも大事です。適度にミーハーな人にこそ、向いている仕事かもしれません。
テレビ局で働くために、今からできることは「何事にも確認癖をつける」ことではないでしょうか。私は上司から「編成部は石橋を叩きすぎるくらいで丁度良い」と教わりました。これは編成部だけでなく、どの部署にも当てはまります。少しでも疑問や不安に感じた事柄はすぐ確認を取ることで、正しい情報を皆さんにお届けできます。
私は入社してから、家にいる間はほぼテレビを点けるようになりました。チャンネルにはこだわりません。なんとなくテレビを点けておくことで世の中の流れを把握できますし、緊急時には速報を見てすぐ出勤することができます。また、他局の編成には学ぶところが多いです。何より、この習慣を通して改めて「テレビって飽きないな」と感じました。ぜひ、テレビが好きな方と一緒に働きたいです。