打ちたてのそばと、変わった丸い形のかき揚げ。
そば職人、こだわりのいっぴんです。
八戸市の中心街から、本八戸駅へ向かう途中に、
創業から42年になるそば屋があります。
八戸やぶ春(はちのへやぶはる)
お店のご主人は、八戸出身の田中裕(ひろし)さん。
71歳のそば職人。
奥さんのケイ子さん(70)と店を切り盛りしています。
裕さんは高校を卒業後、東京の老舗そば屋「かんだやぶそば」で修業をしました。
厳しい修行を受け、29歳のときに、八戸にやぶ春を開店。
藪(やぶ)そばの暖簾(のれん)をいただいたお店は、北海道、東北ではここだけです。
一日の仕事は、そばづくりから。
2畳の部屋が作業場です。
そばは、そば粉10割、小麦粉1割の外一(そといち)そば。
タマゴを入れることで、のどごしの良いそばができあがるんです。
太さ1.4ミリ。
そばの実の甘皮による、少し緑がかった風味の強いそばが、やぶそばの特徴です。
そばをいただく、つゆは、かつおぶしを使った、濃いめのつゆ。
作り方、材料を変えることは、ありません。
ごま油で揚げることで、香ばしい、芝海老のかきあげができます。
カリッと揚がった衣(ころも)を、油を切りながら、天ぷらの上へ。
この衣を積み重ねていく作り方には、理由がありました。
「食べ終わる最後に、衣が入ったつゆに、そば湯を入れていただくのが、
天ぷらそばを食べる醍醐味」と、裕さんは言います。
「私のそばを存分に味わってほしい。」
ご主人の気持ちが込められた、芝海老のかき揚げそば。
外はサクサク。中はふわふわ。
ご主人自慢のかき揚げそばです。
お問い合わせ
八戸やぶ春 (創業から42年) 住所:〒031-0075 青森県八戸市内丸3丁目5-8
電話番号:0178-43-8612 営業時間:昼:11:30~15:00 夜:17:00~20:00
定休日:月曜日 ※火から木曜日は昼の営業のみ
ZIP!FRIDAY 町のいっぴん屋
最新記事
3月26日放送 120年続く老舗食堂 伝統の「津軽そば」
2021.3.26
シャキっとジューシー「焼き餃子」
2021.3.19
山吹色のモチモチ麺「韃靼そば」
2021.3.12
海鮮のうま味がたっぷり「イカチャンポン麺」
2021.2.26
あったか!手打ち鴨南蛮そば
2021.2.5
月間アーカイブ