「あおもりの縄文世界」特別展
2021.8.2
青森市の三内丸山遺跡センターで開催中の
「あおもりの縄文世界」特別展に行って来ました。
先月(7月27日)三内丸山遺跡をはじめ,、県内8遺跡と
北海道、岩手、秋田の9遺跡からなる「北海道・北東北の縄文遺跡群」が
世界文化遺跡に登録され、まさにタイミング良い特別展です。
この特別展は県内40の縄文遺跡から出土した土器、土偶、
装飾品など270点を展示しています。
土器の中を見守るような顔がついた「人面突起付土器」や
新潟県糸魚川との交易があった事を示す「ヒスイ製大珠」 それに、
漆を使った高度な技術があったことがわかる「彩文漆塗り鉢型土器」など、
縄文人の生活や美意識を感じ取ることができます。
県内各地の博物館や教育委員会が所蔵している出土品が多く
初めて目にする物もあり興味がわきます。ぜひ、世界文化遺産登録を機に、
この「あおもりの縄文世界」特別展を訪ねて見て下さい。
また、三内丸山遺跡のシンボルである「6本柱」と呼ばれる
復元大型掘立柱建物の改修工事が終わり見学が出来るようになりました。
15メートルの高さがある6本柱は、1996年(平成8年)に
発掘された遺構をもとに建てられましたが、老朽化が見られたために
柱の一部を削って樹脂で補強するなどの工事が行われていました。
世界の宝となつた「縄文遺跡群」の世界文化遺産への登録は
青森に住む我々の誇りでもあると思います。 (GG大友)