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縄文ロマンあふれる「パン」

2021.12.15

縄文ロマンのパン2 (004).jpg

三内丸山遺跡の土から採取された酵母菌を使って
作られた「パン」が発売されました。

「縄文有用微生物プロジェクト」が三内丸山遺跡の
4200年前の地層から土を採取して、
八戸工業高等専門学校が酵母菌の分離に成功、
青森県産業技術センターが協力し実用化されました。

この酵母菌、新たな夢を醸しだすようにと
「三内丸山ユメカモス」と名付けられました。
なんとも縄文のロマンを感じさせますね。

この「パン」を製造販売している、
青森市油川の手作りパンの店
「ひまわりベーカリー」を訪ねました。

縄文ロマンのパン 1.jpg

代表の鈴木幸司さんは48歳、開業して18年になる
と言います。カンパーニュ(フランスパンの一種で
たまご型のパン)やロールパン、食パンなどを
発見された酵母菌を使用して作っています。

「普段使うイースト菌に比べて、時間がたっても
硬くなりにくく香りも深く甘さを感じてもらえる」
と話していました。

縄文ロマンのパン3 (003).jpg

GG大友、カンパーニュ(370円)と
干しぶどう入りカンパーニュ(420円)を購入。
鈴木さんの言う通り香りが深く酸味が少なく
十分な甘さを感じました。トーストにすると
サクサク感がとても良かったです。

「縄文有用微生物プロジェクト」では、
この酵母菌を使って今後はワインや日本酒、
チーズなどの製造に広げて行きたいと話し、
なおかつ是川遺跡や亀ヶ岡遺跡からも土を採取して、
八戸高専で現在調査中とのこと、三内丸山とは違った
酵母菌が見つかるとさらに楽しみ」(荒木代表)と
話していました。縄文のロマンを感じながら食べる
この「パン」皆さんもいかがですか。

この縄文ロマンあふれる「パン」は青森市油川の
「ひまわりベーカリー」では毎週土曜日に販売。

そして、青森市浪館泉川の「パンの木」では
不定期にカンパーニュを販売しています。(GG大友)

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