RAB投稿スクープ
RAB青森放送
2021年 日本民間放送連盟賞
受賞作品のご紹介

ラジオ
2021年 日本民間放送連盟賞
ラジオ教養部門 優秀賞
「ふれられない日常 ~視覚障害とコロナ禍~」
写真_ふれられない日常_1.JPG新型コロナウイルスで最初の緊急事態宣言が出された2020年4月、生放送に4人の視覚障害者がリモート出演をし、コロナ下での生活について語りました。4人は視覚障害者みずからが企画から取材、出演まで担当しているラジオ番組『RAB耳の新聞』のパーソナリティたちです。彼らが語ったのは、多くの視覚障害者が生業とする「あはき業」(あんまマッサージ指圧・鍼・灸)が濃厚接触の恐れがあると思われ収入が減っていること、給付金の情報が紙資料だと読むこともできないということなど、われわれ晴眼者(目の見える者)が見落としていた問題点です。解決の糸口はつかめないものの、その後も目の見えないパーソナリティたちの前向きな取り組みは続きます。そして2021年の春、恐れていたことが現実となりました。パーソナリティの一人がマッサージの仕事で感染者と濃厚接触をしてしまい、新型コロナウイルスへの感染が疑われたのです。

2021年5月24日放送
テレビ
2021年 日本民間放送連盟賞
テレビCM部門 優秀賞
「サイ果ての村でサイ高の人生を。漁師縁組」
Still0908_00001.png青森市から車で4時間。下北半島の西側に位置する佐井村は、県庁所在地から最も遠い人口2,000人ほどの小さな村です。
若者の流出と高齢化で基幹産業の漁業も後継者不足に悩んでいましたが、村は2016年から「漁師縁組事業」をはじめました。漁師になりたい移住者を募集し、5年間村が生活費を補助しながら先輩漁師が技術を伝え、後継者を育成するという事業です。
出演していただいた家洞昌太さんはその一期生で、高校卒業後に岐阜県から佐井村に単身移住し、今では地区の伝統行事でも役割を全うするなど、すっかり村の一員です。そんな「先輩移住者」家洞さんのインタビューと、国指定名勝「仏ヶ浦」をはじめ魅力にあふれる佐井村の暮らしを紹介し、村に移住したくなるようなCMを目指しました。
最果ての村で、伝統を守りながら漁業の継承に挑戦する佐井村の人々の力強く前向きな姿を紹介したいと思い制作しました。

2021年5月24日~放送
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