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縄文の旅~小牧野遺跡

2021.10.5

世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」、
青森県内の遺跡を巡る「縄文の旅」。
私が取材で巡った遺跡巡りの最終回は、青森市の「小牧野遺跡」です。
紀元前2000年頃、縄文時代後期の遺跡です。
遺跡の象徴は、環状列石、ストーンサークルとも呼ばれています。
石が円状に並べられているのが特徴です。
直径55メートル、縦と横に規則性を持った並べ方は、
「小牧野式配列」と呼ばれています。
石の平均は11キロ、最も大きい石の重さが493キロ、
大小あわせて2900個もの石を運んだと考えられています。
 見渡すと「円形劇場」のようにも見える環状列石、
縄文の人々はここを何のために使っていたのか?
祈りの場、はたまた儀式の場だったのでしょうか...。
いずれにせよ、人々が集まる神聖な場所だったのではないかと想像してしまいます。
小牧野遺跡は、当時の精神文化を今に伝えています。
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出典:JOMON ARCHIVES(青森市教育委員会撮影)

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