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「絵馬展」に行ってきました!

2024.2.2

弘前市高岡にある高岡の森弘前藩歴史館で
開催中の「高照神社絵馬展」に行ってきました。

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江戸時代、弘前藩主やその家族、家老などの
重臣たちによって奉納された大絵馬30点ほどが
展示されています。これらの絵馬は幕府の御用絵師や
藩のお抱え絵師によって描かれたもので、
県の有形民俗文化財に指定されていて
美術作品としても価値あるものとされています。

絵馬展3 (002).jpg

こちらの白馬は「神馬図(しんめず)」といって
高さ1.6メートル、幅2メートルあり
津軽藩5代藩主の津軽信寿(のぶひさ)が
1728年(享保13年)に奉納したもので
高照神社が保有する絵馬の中で
一番古く最大の物だそうです。


高照神社は津軽藩ゆかりの神社だけに、歴代の藩主たちが
藩の安定と平和を願いまた感謝の意味を込めて奉納したと
言われています。他に馬を美しく飾った絵馬は
「ひき馬図」と呼ばれ「武運長久」や「豊作」を
祈願したものだそうです。

絵馬展4 (002).jpg

当時の庶民が奉納した「小絵馬」も展示されていました。
干支にあたる動物や自分の姿、航海の安全、タコなどの
小絵馬もあります。

弘前藩歴史館学芸員の渋谷悠子さんは「具体的に祈願の
内容が書かれたものがあれば、全く書かれていないもの
もある。奉納した人がどんな想いで奉納したのか想像
しながら見るのも楽しいです」と話していました。

「タコ」にはどんな願いがと聞いた所、
「よく分からないが、タコには吸盤があるので
「イボ」が出来て悩む人がタコの吸盤で吸い取ってほしい
と願いをかけたのではと想像されます」とのこと。

絵馬展1 (002).jpg

色彩豊富で保存状態も良い
「絵馬展」を楽しんできました。       (GG大友)

 

 

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