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「ねぶた下絵の最優秀作品」が実物のねぶたに!

2024.4.10

青森市の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」が募集した
「全国小・中学生ねぶた下絵コンクール」の
最優秀作品がねぶた師によって実物のねぶたに
なってお披露目されました。(331日)

ねぶた下絵コンクール1 (002).jpg

こちらの下絵は小学生の部で最優秀賞となった
筒井小学校6年(4月から中1年)
工藤和花(のどか)さんの作品
「閻魔大王と浄玻璃(じょうはり)の鏡」です。
人の生前の行動を映し出すという
閻魔大王の浄玻璃の鏡を題材にしています。

ねぶた下絵コンクール2 (002).jpg

この下絵から見事な中型ねぶたが完成しました。
ねぶた名人の北村隆さん(写真左)が監修し
弟子の伊地知正隆さん(写真右)が制作しました。
工藤和花さん(写真中)は
2度目の最優秀賞を受賞しました。
人々が自分を見つめ直し、戦いのない
平和な世界になるようにと願いをこめたそうです。



ねぶた下絵コンクール3 (002).jpg

中学生の部最優秀賞には
三本木中2年(4月から3年)
木明夢貴(きみょうゆうき)さんの下絵
「三湖伝説」が選ばれました。若者が竜に化身して
十和田湖の主になるという伝説を描きました。

ねぶた下絵コンクール4 (002).jpg

この下絵をもとにミニねぶたが完成しました。
写真左から監修にあたったねぶた師の諏訪慎さんと
制作した倉内裕太さん、それに
授賞した木明夢貴さんです。木明さんは
小学1年から応募を続け、今回悲願の最優秀賞です。
毎年夏になると祖母が住む青森市のねぶた小屋に行って
構図などを研究したそう。実物を見て色の鮮やかさや
迫力が表れていてうれしいと話していました。



全国から118点の応募があり、最優秀賞の下絵と
ねぶたは1年間「ワ・ラッセ」のロビーに展示されます。
若い世代がねぶたに興味を持って、伝統を支える力に
なっていることは頼もしいと思いました。 (GG大友)

 

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