RAB投稿スクープ
RAB青森放送
2020年 日本民間放送連盟賞
受賞作品のご紹介

ラジオ
2020年 日本民間放送連盟賞
ラジオ教養部門 優秀賞
「なりわいの津軽三味線 ~竹山をかたりつぐ西川洋子~」
図4.jpg津軽三味線奏者・西川洋子さんは、昨年の暮れ、68 年続いてきた正調民謡の店「甚太古(じんたこ)」を閉めました。竹山の語り部として津軽三味線の弾き語りを長年続けてきましたが、両手の指が不自由になり、師匠である竹山から受け継いだ「指奏法」ができなくなったのです。
洋子さんは16 歳のときに三味線を始めました。民謡の唄を習っていた姉が目が不自由で、その送迎で一緒に成田雲竹の民謡道場に行ったとき、偶然、雲竹の伴奏者・高橋竹山に声をかけられたのがきっかけでした。
当時、まだ青森では女性の三味線奏者はいませんでした。三味線が嫌いだった洋子さんでしたが、姉の伴奏者として店で演奏するようになります。
それから58 年、店を閉めた洋子さんは改めて、三味線と向き合う決意をします。

2020年3月29日放送
テレビ
2020年 日本民間放送連盟賞
特別表彰部門 青少年向け番組 優秀賞
「RABドキュ 命の花の咲く頃は」
図5.jpg2012年、青森県立三本木農業高校の生徒たちは、ペットについて学ぶため青森県動物愛護センターを訪れました。そこで見たのは、殺処分を待つ犬や猫たち。
ここに持ち込まれた犬や猫は、引き取り手がないと殺処分されてしまうことを知ります。
現実を目の当たりにした生徒たちは、自分たちで出来る事はないかと「命の花プロジェクト」を立ち上げました。殺処分された犬や猫の骨を砕き土に混ぜ、花を育てる活動です。
「犬や猫たちの『もっと長く生きたかった』という思いを花に命を与えることで遂げてほしい。」、「この活動を通じて『命の尊さ』と『殺処分の現状』を訴えたい。」、と考えたのです。
長谷川夕夏さんは宮城県の出身。
『命の花』の事は知っていましたが、先輩たちが始めた事なので、なかなか実感を持てずにいます。三沢市出身の豊川千裕さんは動物が大好き。
「『命の花』があるという事は殺されるペットがいるという事なので、『命の花』が無くなるように、活動を続けていきたい。」と言います。八甲田を望む北国の農業高校で、真剣に命と向き合う高校生たちを追いました。

2019年5月23日放送
2020年 日本民間放送連盟賞
テレビCM部門 優秀賞
「青森県産魚消費推進/漁師はヒーロー!食べよう青森の魚」
図6.jpg津軽海峡・太平洋・日本海と三方を海に囲まれ、さらに陸奥湾を有する青森県。新鮮な魚介類の宝庫です。
県産魚の消費拡大を目的に青森県の水産振興課の職員が手作りしたのが漁師のトレーティングカード「あおもりの肴 漁師カード」。日々おいしい魚を獲る中で鍛え上げられた肉体美を惜しげもなく披露しています。子どもから大人まで「かっこいい!」と大人気になっています。
青森県ではまさに「漁師はヒーロー!」になっているのです。そこで、カードを見て憧れる子供たちと本物の漁師に出演してもらい、たくましい県内の漁師が獲った県産魚を食べてみたい!と思わせるCMを目指しました。

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