動物写真家35年史の「写真展」
2024.3.13
動物写真家・磯山隆幸さんの写真展が
3月21日(水)~25日(月)まで
八戸市美術館で開催されます。
「森の中で・下北半島脇野沢の35年史」と
題して140点の写真作品が展示されます。
けさはご本人に電話でお話を聞きました。
現在75歳の磯山さんは1987年(S62年)に
三重県から脇野沢に移住し、ユースホステルを
経営しながら、脇野沢に住む国の天然記念物の
「北限のサル」や「二ホンカモシカ」の生態を
撮り続けています。今回の写真展は
1987年から2022年まで
35年間の集大成になると話しています。
2頭の「二ホンカモシカ」の写真です。
親子かと思ったら、姉弟のニホンカモシカで
採食中に離れてしまいあわてて姉の元に歩み寄って
鼻を突きだした瞬間をとらえた作品。
姉には「スズ」弟には「トシオ」と
名前が付けられているそうです。じっとこちらを
見ている姉「スズ」の表情は警戒心と威嚇だと
磯山さんは言います。可愛らしいではなく、
そこには自然の厳しさもあるのですね。
「北限のサル」の写真は九艘泊集落で人とサルとが
近い距離で暮らす風景など貴重な作品も展示されます。
四季を問わず撮影には長時間が必要で、思い通リに
撮影出来た時は最高の喜びですと話していました。
24日(日)はワークショップが開催されます。
午前10時半からは、小学生以下の親子を対象に
「世界で一番北に住むサルとカモシカ物語」が。
午後1時半からは、中学生以上の大人を対象に
「~森の中で~下北半島の35年」が開かれます。
(こちらは事前予約が必要です)
「いそやまたかゆき写真展」
観覧料、ワークショップ参加料とも無料です。
ぜひおいで下さい。 (GG大友)
( ※D秋山より※ )
写真展を主催する「八戸市 こどもはっち」と
共催の「NPO法人 はちのへ未来ネット」は
優れた文化の継承を推奨し活動しています。
【青森の素晴らしい自然遺産】を子どもたちに
伝えていきたいという皆さんの思いも
どうか写真展の会場で感じていただけますように!
春休みの思い出にお孫さんやお子さんと是非ご一緒に ♪