棟方志功生誕120年特別展
2023.7.14
「棟方志功生誕120年特別展」に行ってきました。
特別展は棟方志功生誕120年を記念して、青森市の
の棟方志功記念館で9月18日まで開催されています。
「友情と信頼の障屛画」と題し
志功さんと友情や信頼を築いた人、また経済的な
支援をしてくれた人などのために、襖や屏風それに
衝立などに描かれた作品28点が展示されています。
写真中央の襖絵「乾・坤・無・妙」は京都で山口書店を
創業した青森県出身の山口繁太郎宅に描かれたもので、
4枚の襖に描かれたこの作品は
公開の機会がほとんどなかった貴重な作品だそうです。
志功さんは依頼主のお宅に行って、
一気に描き上げることもあったと言われています。
こちらの作品は個人宅のドアに描かれた板戸絵
「天女図」という作品。ドアノブが付いているのが
わかります。豊かな色彩とダイナミックな筆遣いに
いつも感動する志功さんの作品です。
この特別展は7月30日までの前期と
8月1日からの後期に分かれていて、後期には
親交の深かった大原美術館の理事長を務めた
大原總一郎宅で制作した作品も展示されます。
この特別展に関連して、苗字が「山口・大原」の方は
入場料金が100円引きになったり、リンクステーション
ホール青森の1階にあるコーヒーショップでは、
志功さんが大好きだったチーズケーキと抹茶を提供!
特別展入場チケットを提示すると抹茶にアイスを
のせてもらえます。志功さんは作品制作の疲れを
抹茶やチーズケーキで癒したのでしょうか。
ところで、棟方志功記念館は
老朽化などで2024年3月で閉館します。貴重な作品を
展示する機会はこれが最後と言われているだけに
ぜひ訪ねてみては如何でしょうか。 (GG大友)