「岩木山百景」新作展
2023.5.24
浪岡駅に併設されている浪岡交流センター
「あぴねす」で開催された「岩木山百景」新作展を
見てきました。(5月21日まで開催されました)
作者は青森市浪岡在住の画家
石澤暁夫(あけお)さん61歳です。
四季折々様々な表情を見せる岩木山を
幻想的に描いた油絵です。石澤さんはこれまで
299点の岩木山の情景を制作してきましたが、
その内の新作50点が展示されていました。
鶴田町の「鶴の舞橋と岩木山」です。
山頂に残雪のある春の風景です。
広告デザイン会社の社長を務めながら
創作活動を続けている石澤さんはコロナ禍で
業績が落ち込み、その不安を鎮めるためにも
2020年から描き始めたといいます。
「岩木山に沈む夕日」の情景です。
赤く染まった雲と少し影になった岩木山のコントラスト
が見事ですね。平川市志賀坊森林公園からの情景です。
目標は300点の制作、こちらが299点目の岩木山です。
陽光が傾く頃、岩木山に大きな雲がかかって、その雲の
流れが龍のように広がる迫力を描いた力作だそうです。
「岩木山の姿は流れる時間の中で、様々に変化します。
何かショーでも始まるかのような感動的な
情景が演出されます。その一瞬を描いてきました」と
石澤さんは話してくれました。
11月には300点の作品を一堂に展示する作品展を
開催する予定だそうで楽しみです。とにかく
「岩木山への愛」にあふれた方でした。(GG大友)