番組審議会

番組審議会とは

放送法に基づき、放送番組の適正を図るために外部有識者の声を聴く場として設置しています。
主な役割は、

・放送番組の適正を図るため必要な事項を審議する、
・放送局に対して意見を述べる

ことなどとなっており、番組審議会が取りまとめた「答申」や「意見」は放送局がこれを尊重して必要な措置を講じます。
また具体的な番組の視聴・聴取も行われ、放送局はその議論や意見交換を次の番組作りに役立てています。
第609回番組審議会
青森放送では、去る2月7日()に第609回番組審議会を開催し、委員8人社側7人が出席しました。
今回はテレビ番組『ZIP!FRIDAY』を審議しました。

(番組内容) 
2012年にスタートした生放送の情報番組。2018年4月からお笑い芸人「あどばるーん」の二人が司会を務めている。毎週、VTRなどで紹介する特集枠と県内各地から旬の話題をお届けする中継枠をメインに構成している。
今回の放送では、あどばるーんの2人が青森県内の40市町村をまわり、その土地の話題を盛り込んだ漫才を披露する「40市町村漫才の旅」を紹介。くじ引きで決まった鶴田町を旅した二人は、ツル多はげます会の会長や元力士と出会い、鶴田オリジナルの漫才を完成させた。また、第二代青森県手踊り名人位の千葉勝弘さんが指導する社中の稽古場からの生中継では、名人が生み出した技を紹介。津軽手踊り独特の所作などを、吉﨑ちひろアナウンサーが体験した。その他、長年愛されるお店の一品を紹介する「町のいっぴん屋」や、視聴者からの投稿写真を紹介する「あどばんてーじ」など、盛りだくさんの内容で放送している。

審議委員名

委員長    磯 山 隆 幸(写真家)
副委員長 坂 本   徹(教育問題アドバイザー)
遠 山 良 雄(デーリー東北新聞社 編集局資料室長)
八木橋 俊 夫(陸奥新報社 常務取締役 営業局長)
川 嶋 大 史(つがる市観光物産協会 会長)
平 間 恵 美(NPO法人はちのへ未来ネット 代表理事)
平 野 陽 児(東奥日報社 編集局 生活文化部長)
上 村 鮎 子(十和田乗馬倶楽部 代表取締役)

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審議委員からの感想・意見

  • 全体的に充実していて、一つ一つのコーナーがリズムよくまとまっていた。番組づくりの随所に「丁寧さ」が感じられた。
  • 出演者のやりとりがきちんとできていて、最後まで飽きさせない構成だった。生中継のコーナーも元気があって楽しく、持ち味が出ていた。
  • 青森山田高校サッカー部全国大会準優勝の話題では、試合後の監督が選手たちに「君たちは敗者ではない。胸を張って帰ろう」と気遣っていたシーンに感動した。
  • 「40市町村漫才の旅」は、青森県のことをもっと知ろうという番組の趣旨に合致した素晴らしい企画。特に若い人たちに見てもらい青森を好きになってほしい。
  • 長年愛されているお店の一品「町のいっぴん屋」は、店主のこだわりや一途さが伝わる楽しみなコーナー。食べ物の撮影の仕方もうまい。
  • MC2年目のお笑いコンビ、あどばるーんの色がよく出ていて、新たなバラエティ番組として確立してきたと思う。
  • 中身が濃く、それでいて安心して見ていられた。完成度の高い番組だ。