番組審議会

番組審議会とは

放送法に基づき、放送番組の適正を図るために外部有識者の声を聴く場として設置しています。
主な役割は、

・放送番組の適正を図るため必要な事項を審議する、
・放送局に対して意見を述べる

ことなどとなっており、番組審議会が取りまとめた「答申」や「意見」は放送局がこれを尊重して必要な措置を講じます。
また具体的な番組の視聴・聴取も行われ、放送局はその議論や意見交換を次の番組作りに役立てています。
第637回番組審議会

青森放送では、11月に第637回番組審議会を開催し、委員8人、社側8人が出席、テレビ番組「RABニュースレーダー」(10月12日放送)について審議しました。
また、放送法第5条に基づいて定めている「青森放送番組基準」の一部変更につきまして、同法第6条第3項に基づき、番組審議会に諮問した結果、「変更は妥当である」との答申を受けました。「妥当」との答申を得たことから、「青森放送番組基準」の変更を2023年4月1日に施行し、周知を図ります。


【番組内容】
ニュース13本(本記8本、特集1本、フラッシュ4本)
【青森山田高校・黒田監督J2町田へ前向き】黒田剛監督がJ2監督就任へ。この日講演した監督の言葉に注目が集まった。
【深浦町の大雨被災集落・通常電源に戻る】8月の大雨で孤立した集落に、2か月ぶりに通常電源が戻った。
【尻屋埼灯台が国の重要文化財に】明治時代に建てられた東通村の尻屋埼灯台が、県内34番目の国重文へ。
【外国人誘致へ・韓国旅行社が県内視察】水際対策の緩和を受け、韓国の旅行会社がゴルフツアーを作るために来青した。
【新たに555人感染】県内で555人の新型コロナウイルス感染を確認。半月ぶりに500人を超えた。
【特集・銀座百貨店に津軽こけし・魅力発信】有名デザイナーと名工がコラボ、カラフルなこけしを制作したねらいを特集で紹介。
【田舎館イルミネーション点灯式】田んぼアートで有名な田舎館村に、光る稲穂のイルミネーションがお目見えした。
【大澗の弁天島が特別注視区域に】安全保障上重要な施設周辺の土地利用を規制する対象に弁天島を指定へ。
【フラッシュニュース】(A)青森圏域市町村長会が県に要望(B)県職員ボーナス引き上げ勧告(C)八戸市体育施設検討委・来月答申へ(D)レディース中央会全国フォーラム
【話題・神社に季節外れの桜咲く】青森市の浦町神明宮で、季節外れの八重桜が咲き話題に。
【天気予報】全40市町村の天気を詳しく

審議委員名


委員長    磯 山 隆 幸(写真家)
坂 本   徹(NPO法人日本人財発掘育成協会理事長)
八木橋 俊 夫(陸奥新報社 常務取締役 営業局長)
川 嶋 大 史(つがる市観光物産協会 会長)
平 間 恵 美(NPO法人はちのへ未来ネット 代表理事)
平 野 陽 児(東奥日報社 デジタル局次長)
上 村 鮎 子(十和田乗馬倶楽部 代表取締役)
粒 来 和 成(デーリー東北新聞社 編集局報道本部長)
     


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審議委員からの感想・意見

  • 構成、バランスがいい。ニュースの順番、組み合わせが考えられていて、最後まで流れるように見ることができた。
  • 「青森山田高校サッカー部監督 J2へ前向き」のニュースは、監督本人のことばを貴重な過去の映像とともにまとめ、厚みがあった。
  • 大雨災害の続報は、被災地に寄り添ったかたちで念入りな取材をしていた。引き続き、長期的な視野で報道してほしい。
  • 「尻屋埼灯台が国の重要文化財へ」は、貴重な建造物であることを分かりやすく伝えていた。今後の保存、活用についても詳しく知りたかった。
  • 「銀座百貨店に津軽こけし」の特集は、伝統文化とデザインのコラボがとても興味深かった。「新しい伝統の始まり」という職人のことばが印象的だった。
  • 特集は、デザインのモチーフを図解して分かりやすかったが、提供映像が多く違和感があった。職人や地元の反応を自社取材すべきだった。
  • 光る稲穂のイルミネーションは、映像がきれいで心に残るニュース。点灯の瞬間をカメラ2台で撮影するなど凝っていて、映像の力を感じた。
  • コロナ禍の中で地域を元気づけようとする取り組みを、これからもできるだけ報道してほしい。
  • 天気予報はCG画面が見やすくて充実している。