番組審議会

番組審議会とは

放送法に基づき、放送番組の適正を図るために外部有識者の声を聴く場として設置しています。
主な役割は、

・放送番組の適正を図るため必要な事項を審議する、
・放送局に対して意見を述べる

ことなどとなっており、番組審議会が取りまとめた「答申」や「意見」は放送局がこれを尊重して必要な措置を講じます。
また具体的な番組の視聴・聴取も行われ、放送局はその議論や意見交換を次の番組作りに役立てています。
第636回番組審議会

青森放送では、10月に第636回番組審議会を開催し、委員8人、社側8人が出席、テレビ番組「1550ニュースレーダーWith」(8月10日・9月5日放送)について審議しました。

【番組内容】
去年3月29日にスタートした生放送の情報系番組。県内外の最新ニュースや暮らしに役立つ情報を平日午後の生放送を通じて発信。進行は月~木曜が中村香音アナ・板橋優磨アナとサカイくん、金曜はあどばるーん・中村香音アナとぶらっくサカイくんが務めている。8月10日の放送では、レギュラーコンテンツを休止し、大雨被害についてふるさと特派員のリポートや現地からの中継などを加え伝えた。9月5日の放送では、4月にスタートした県内のクリエイターを紹介する「創リビト」や「公園deビュー」など、多角的な撮影で構成したコンテンツを紹介した。

審議委員名


委員長    磯 山 隆 幸(写真家)
坂 本   徹(NPO法人日本人財発掘育成協会理事長)
八木橋 俊 夫(陸奥新報社 常務取締役 営業局長)
川 嶋 大 史(つがる市観光物産協会 会長)
平 間 恵 美(NPO法人はちのへ未来ネット 代表理事)
平 野 陽 児(東奥日報社 デジタル局次長)
上 村 鮎 子(十和田乗馬倶楽部 代表取締役)
粒 来 和 成(デーリー東北新聞社 編集局報道本部長)
     

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審議委員からの感想・意見

  • L字画面と警報、避難情報のテロップ、2か所からの中継とふるさと特派員の生の声など、多くのニュースソースを駆使して手厚く被害状況を伝えていた。
  • 災害時に命を守る放送局の役割を、十二分に果たそうとする熱意が感じられた。番組を進行するアナウンサーの技量も高い。
  • 各地の被害状況を伝える際に位置関係が分からなかった。地図を活用して分かりやすく伝えるべきだった。
  • 災害時の放送では、ふるさと特派員が力を発揮していた。その地域の人が自分の言葉で伝えているため、より臨場感と説得力があり、注意喚起につながった。
  • ふるさと特派員がマスコミも知らない情報を伝えていた。全市町村に特派員のネットワークがあることが心強く頼もしい。
  • 「創リビト」のコーナーは、その人の魅力を十分に引き出していた。農村の新しい可能性も感じられた。生き方に共感できる人をどんどん発掘してほしい。
  • 「公園deビュー」のコーナーは、親子連れに役立つ情報が多くあった。訪れる人が増えるように考えて制作している。
  • 「創リビト」「公園deビュー」はエモかった。映像、編集が凝っていて、見せ方がうまいと感じた。
  • 命を守る情報から生活を豊かにする情報まで提供している。県民の県民による県民のための番組だと感じた。