番組審議会

番組審議会とは

放送法に基づき、放送番組の適正を図るために外部有識者の声を聴く場として設置しています。
主な役割は、

・放送番組の適正を図るため必要な事項を審議する、
・放送局に対して意見を述べる

ことなどとなっており、番組審議会が取りまとめた「答申」や「意見」は放送局がこれを尊重して必要な措置を講じます。
また具体的な番組の視聴・聴取も行われ、放送局はその議論や意見交換を次の番組作りに役立てています。
第627回番組審議会

青森放送では、11月に第627回番組審議会を開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止の特別措置として書面形式で開催し、委員8人、社側8人が、ラジオ番組「かすみの聴いでけ!!唄っこ♪話ッコ!」(10月8日放送)について審議しました。

番組内容:津軽民謡歌手・かすみを起用した夜帯のラジオバラエティ番組で、10月1日から毎週金曜日放送。かすみの等身大の話ッコを通して、民謡歌手が身近な存在であることを知ってもらい、若者が民謡と出会うきっかけになることを期待。かすみ自身も民謡以外に興味対象を広げ、表現者として成長していくことを目指す。週末の夜にあわせた話ッコやJ-POP、そして、かすみがはまっているものを紹介する「かすみの沼」と、全国の民謡や唄っこを紹介する「わの宝箱」の両コーナーをメインに放送中。

審議委員名


委員長    磯 山 隆 幸(写真家)
坂 本   徹(NPO法人日本人財発掘育成協会理事長)
八木橋 俊 夫(陸奥新報社 常務取締役 営業局長)
川 嶋 大 史(つがる市観光物産協会 会長)
平 間 恵 美(NPO法人はちのへ未来ネット 代表理事)
平 野 陽 児(東奥日報社 デジタル局次長)
上 村 鮎 子(十和田乗馬倶楽部 代表取締役)
粒 来 和 成(デーリー東北新聞社 論説委員会副委員長)
     




審議委員からの感想・意見

  • 若い民謡歌手・かすみさんの等身大の声を聴くことができる番組。トークも若々しく、番組全体が明るい調子でまとまっている。
  • かすみさんの飾らない日常が伝わってきて親近感が湧き、今後が楽しみ。民謡ファン以外の人も楽しめる番組に仕上がっている。
  • かすみさんは声質がよく、ラジオパーソナリティとしての適性を感じる。民謡歌手らしく声に張りがあって、トークにもキレがあった。
  • 初々しさがあり、一生懸命に新しいジャンルに挑戦する様はほほえましい。「民謡に興味を持ってもらう入口」になる番組構成はとても理解できる。
  • ラジオ部門に強力なパーソナリティが誕生したと思う。構成や選曲などからスタッフのセンスや作り手の思いが伝わってきた。
  • ライブ演奏の音源やスタジオでの実演を交えて柔らかい解説を加えるなど、民謡に親しんでもらう工夫がもっと充実するよう期待する。
  • 若い世代が民謡にふれる機会を作る番組。かすみさんを通して、民謡を知っていく人も増えるのではないか。
  • 青森県の文化でもある民謡を将来につないでいくための1つのチャレンジ。リスナーの反応を踏まえて試行錯誤を続けていけばいい。