
番組審議会とは
審議委員名
| 委員長 | 坂 本 徹 ( 北里大学 獣医学部 教職課程 教授 ) |
| 副委員長 | 平 間 恵 美 ( NPO法人はちのへ未来ネット 代表理事 ) |
| 川 嶋 大 史 ( つがる市観光物産協会 会長 ) | |
| 上 村 鮎 子 ( 十和田乗馬倶楽部 代表取締役社長 ) | |
| 平 野 陽 児 ( 東奥日報社 執行役員 デジタル局長 ) | |
| 成 田 幸 男 ( 陸奥新報社 代表取締役社長 ) | |
| 粒 来 和 成 ( デーリー東北新聞社 青森支社長 ) | |




青森放送では、10月10日に 第666回番組審議会を開催し、下記議題番組を審議しました。
テレビ番組
『 80年目の夏 ~ 青森に生きる二重被爆者の今~ 』
( 8月24日(日)16:00 ~ 16:30 放送 )
【番組内容】
青森市営団地で1人暮らしを続ける福井絹代さん94歳。(※現在は95歳)
14歳の時に疎開先の広島と、避難先の長崎で弟と共に被爆した「二重被爆者」です。
1945年だけで20万人以上にのぼる原爆犠牲者のうち、
二重被爆として登録されているのはわずか25人です。
2017年に亡くなった弟の國義さんが二重被爆を証明するために
絵と文章で残した被爆体験記は100枚を超えます。
福井さんは結婚を機に青森県に移住しました。
長崎・広島で暮らしていたことを話し、
「あぁピカドンね」と差別的な言葉にショックを受けて以来、
故郷のことや戦争体験を他人に言うことはありませんでした。
夫や子どもたちにも話しませんでした。
「最後の被ばく世代」とも呼ばれる「胎内被爆者」で
青森県原爆被害者の会会長・藤田和矩さんも、
父とともに周りに何かを言われるのが嫌で、原爆の話をしませんでした。
全国の被爆者が昨年度末、初めて10万人を下回り、
平均年齢は86.13歳と継承が難しくなるなか、
藤田さんも福井さんも少しずつ被爆体験と向き合い始め、
若者たちに体験を話し始めています。
迫り来る被爆者がいない時代に向けて、
原爆の悲劇を遠い地の「他人事」としないように、
青森に生きる被爆者が今何を思うのかを伝えました。
審議委員からの感想・意見
過去の番組審議会