私の出身地、秋田でこの時期有名な鍋料理といえば
ご存知「きりたんぽ鍋」。
「きりたんぽ」は、うるち米をつぶして、
杉の棒に巻き付け、炭火で焼いたものです。
実は家庭では、きりたんぽを手作りすることは
なかなかありません。
家庭では簡単に「だまこ」を作って、
「だまこ鍋」にします。
「だまこ」...ご存じですか?
先日作ってみました。
まずは、ごはんをすり鉢にいれて半殺しにします。
!!!??
私にキケンな香りを感じたあなた!
ご安心ください。
「半殺し」はご飯のつぶつぶが残る程度につぶした状態のこと。
バイオレンスな話ではありません(笑)
れっきとした料理用語なんです。

次に、半殺しにしたものを丸めます!
指先をピンと伸ばして
手のひらで転がすと比較的綺麗な球体になります。
それをフライパンで焼きます!
焼かずにそのままお鍋に入れてもOKですが、
焼き目を付けたほうが鍋に入れた時の型崩れが防げますし、
何より香ばしくて美味しい...

「だまこ鍋」は「きりたんぽ鍋」の「きりたんぽ」が
「だまこ」になっただけ。味は同じです。
鍋のベースはだし汁と醤油。
鶏肉、長ネギ、まいたけ、糸コン、ゴボウ、セリ。
これがオーソドックスな具材です。
「だまこ」は具材が煮えてから最後に投入。

はい!できあがり!

私はゴボウと舞茸をたっぷり入れるのが好きです。
余ったご飯を半殺しにして丸めて冷凍しておけば、
いつでも好きなお鍋に投入できます!
腹持ちも良いですよ!
すり鉢がない場合は、ビニール袋に入れて
叩いてつぶしてもOK!
半殺しにして丸める...
作り方の荒々しさは否めませんが(笑)
めんこいだまこ
ぜひ作ってみてたんせ♪(秋田弁です)