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日本一をかけた熾烈な戦い

2017.12.05

 年末年始に行われるの全国高校サッカー選手権大会は
11月20日に組み合わせ抽選会が行われ、全国48校の対戦相手が決まりました。
青森県代表は21年連続23回目の出場となる青森山田高校です。
 
 その青森山田高校は昨年12月、Jリーグのクラブチームも参加する18歳以下の高校年代日本一を決める大会、「高円宮杯プレミアリーグ」で東地区初優勝を果たし、東西のチャンピオン同士が対戦する「チャンピオンシップ」でも勝利し見事、初優勝!
その2週間後に開幕した全国高校サッカー選手権大会で悲願の初優勝を果たし、「二冠」を達成しました。
 
 今年もまた青森山田高校は、「高円宮杯プレミアリーグ」の東地区で優勝争いを繰り広げています。
残り2試合で1位は清水エスパルスユース、2位のFC東京U-18と3位青森山田高校が勝ち点で並び、勝ち点差1で首位の清水を追う三つ巴となっています。
2年前、昨年、そして今年も青森山田高校は3年連続で最終節まで優勝争いを演じています。
 12月3日、首位、清水との直接対決、大一番が清水のホーム、静岡県静岡市で行われ、取材してきました。
清水エスパルスは前日にJ1残留を決め、地元はその話題で盛り上がっていました。 

 会場に向かって、JR清水駅からバスで移動し、坂を登っていくと、大きなスタジアムが姿を現しました。
J1・清水エスパルスの本拠地、IAI日本平スタジアムです。
 1991年に開場し、1992年から使われてきた清水エスパルスのホームスタジアムです。
静岡県はサッカーが盛んな県として知られていますが、それを象徴するようなモニュメントがスタジアム前の公園にありました。
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 大きなサッカーボールの下にはメキシコ五輪、銅メダル時の日本代表監督を務め、元日本サッカー協会会長を務められた長沼 健さんの言葉が記されていました。
スタジアムに入ると素晴らしいピッチと大きな観客席が広がっていました。
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 スタジアムの右奥には「富士山」が見えました。
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 日本一の山の下、日本一をめざして戦うチーム同士の対戦は、首位攻防戦に相応しい試合となりました。
前半1分に青森山田が先制すると、清水が猛攻、3点を奪い、1-3で前半を折り返します。
後半は青森山田が攻勢をかけ、3-3の同点に追いつくと、後半終盤に清水が勝ち越します。
諦めない青森山田は後半アディショナルタイム、途中出場の6番・住田 将選手が左足で蹴ったフリーキックが直接、決まり、土壇場で4-4の同点に!
結果は引き分けとなりました。
 今年もリーグ最終節まで優勝が決まらない熾烈な戦いが繰り広げられています。
互いにしのぎを削り、切磋琢磨しているからこそ、青森山田にとって、その先に待ち受ける選手権に繋がるのだろうと思います。
 黒田 剛監督は「プレミアリーグで首位争いをすることが、我々高体連のチームの励みになり大いなる自身にもなるだろう」と話します。
プレミアリーグの後は、高校サッカーをする者にとって憧れの舞台、全国高校サッカー選手権大会が待ち受けます。
その選手権では、青森山田高校のベンチリポートを担当します。
私も全力で応援します!
日本一高い山の頂をめざし戦う青森山田高校の挑戦は続きます。
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