RAB投稿スクープ
RAB青森放送 2019年 受賞番組のご紹介

ラジオ番組
令和元年度(第74回)文化庁芸術祭 ラジオ部門 優秀賞
「あなたと見た風景 ~目の見えない初江さんの春夏秋冬~」
2019jushou-r1.JPG全盲のラジオパーソナリティ・内田初江さん(79)が去年の春に番組を引退しました。10歳で視力を失い、盲学校を卒業した初江さんは、その後、結婚、出産、子育てを経験。現在は5つ年上の夫、利男さんと二人で暮らしています。利男さんも同じ視覚障害者です。
内田家を訪れるといつも部屋がきれいに片付いています。どこに物があるのか見えないため、使ったら元の場所に戻すという習慣が身に付いているからです。そこには、健常者と変わらない家庭生活がありました。子育てに奮闘し、盲導犬とどこまでも歩いた夏の日々・・・。おしゃれを楽しんだ秋。そして、見えない二人で支えあう長い冬・・・。引退後の初江さんの暮らしに1年間寄り添いました。

2019年11月24日放送
第45回 放送文化基金賞 個人・グループ部門 放送文化
「『RAB耳の新聞』パーソナリティと制作スタッフ」
2019jushou-r2.jpgラジオ番組『RAB耳の新聞』は、40年以上にわたり、視覚障害者に必要な生活情報を発信し続けてきました。パーソナリティは7人の視覚障害者です。彼らが企画から取材、編集、出演のすべてを行う番組です
この番組から生まれたさまざまな取り組みは、多くの健常者にも影響を与え、視覚障害への理解を深めるきっかけとなってきました。例えば、視覚障害者も健常者と変わらない普通の家庭生活をしているということ、しかし街に出ると誰かの助けが必要なことなどを伝えてきました。
そして、なにより、目が見えないパーソナリティが自ら企画・取材し、毎週欠かさずにラジオ放送を続けているという事実が、失明で苦しむリスナーに、今も「生きる勇気」を与えています。

1978年5月6日~ 毎週日曜日放送
2019年日本民間放送連盟賞 ラジオ教養番組部門 優秀賞
「らじ丸スペシャル おひさまのあたる場所」
2019jushou-r3.jpg松山明絹子さん(49)は3人の子どもがいる主婦です。自宅とは別に家を借り、誰でも利用できる居場所を提供していますが、個人活動のため資金難から何度も閉鎖を繰り返します。しかし一方でコタツがある居場所には、いつしか不登校の子どもをもつ母親や人間関係をうまく築けない人たちが多く集まるようになります。
その中に、児童養護施設を退所した女の子がいました。高校卒業を機に施設から出され、自立することを求められたのです。養護施設から初めて社会に出た彼らは、さまざまなトラブルを抱えながらも、頼れる大人がいないため相談もできません。
さまざまな事情を抱えた子どもたちのために、ひとりの主婦がアフターケア活動に取り組もうとする姿を追いました。

2019年5月26日放送
2019年日本民間放送連盟賞 ラジオ生ワイド番組部門 優秀賞
「GO!GO!らじ丸 なつめ広告代理店 平成最後の昭和の日」
2019jushou-r4.jpgラジオの中の架空の会社「なつめ広告代理店」に、地元の音楽デュオ「サエラ」から「昭和の日」に歌声喫茶をやりたいのでピアノがある場所を探してほしいという依頼が届きました。ラジオで情報提供を呼びかけたところ、鶴田町にある旧水元小学校の講堂に今も古いピアノがあるという情報が寄せられました。しかし学校は15年前に閉校しています。
番組では急きょ企画を変更。旧水元小学校の卒業生と昭和の思い出を語りあう時間にしました。ラジオで呼びかけた集合場所は、満開の桜の下の黄色いジャングルジム。果たして卒業生は集まってくれるのでしょうか? サエラが到着すると、そこには驚きの光景が・・・。
十数年ぶりに木造校舎に懐かしい歌声が響き渡り、ラジオの力を実感させた一日となりました。

2019年4月29日放送
令和元年度『録音風物誌』番組コンクール 優秀賞
「笑顔を届ける 86歳のアコーディオン」
十和田市に住む藤田みつさんは、地元の老人ホームなどをまわって音楽療法のボランティアをしています。今年86歳、入居者の年齢とあまり変わりません。重いアコーディオンを肩から下げ、座ることなく、集まった入居者の間を歩きながら演奏して歌います。すると、その声に応えるように高齢の皆さんが歌い始めます。
藤田さんが大切にしているのは、入居者自身が曲を選んで、昔を思い出しながら歌う事。決して「この曲をやりましょう」とは言いません。4,000曲はあるというレパートリーで、歌謡曲や演歌、民謡など多種多様なリクエストに応えていきます。短命県といわれる青森県でがんばっている、元気な86歳に密着しました。

2018年10月21日放送

第50回『歌のない歌謡曲』CMコンクール 金賞
「『洗濯機』と『オリンピック・パラリンピック観戦チケットキャンペーン』」
2019jushou-r6.JPG内田初江さん(79)はお出かけ前には鏡台に向かい紅筆を使ってメイクをします。夫の利男さん(84)は、お客さんがくるとお茶をいれるのが日課です。そんな二人ですが、じつは目が見えません。今は週3回ヘルパーさんも来るのですが、基本的な家事は二人で分担してこなしています。洗濯は初江さんの担当です。使うのは昔ながらの粉石けん。液体洗剤を使えないといいます。どれくらいの量か触っても分からず、出しすぎても注ぎ口から戻せないからです。それは目が見えていても難しいことです。
今回のテーマは「支えあうこと」。家電製品の進化も、私たち健常者はもちろん、障害者の生活の支えになっていることを伝えたいと思い制作した番組とCMです。

2019年6月28日放送


テレビ番組
日本民間放送連盟賞 特別表彰部門 青少年向け番組 優秀賞
「RABドキュ 私たちは忘れない!~高校生が向き合った青森空襲~」
2019jushou-t1.jpg2015年の春。青森中央高校の演劇部顧問の畑澤先生は、部員たちに問いかけました。「7月28日が何の日か知っていますか?」。答えられない彼らに「70年前に青森空襲が起きた日。この日に演劇をみんなで作って上演しては?」と提案します。
部員たちは脚本を書くために、空襲を体験した方々へのインタビューを重ねます。そこで分かってきたのは、空襲の凄まじさと戦時下の理不尽。高校生が戦争と向き合う姿に密着しました。

2019年5月26日放送
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