【破産情報】中外印刷(八戸市)が破産開始決定 負債総額約9,100万円

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青森 2025.06.06 17:03

東京商工リサーチ八戸支店によりますと、6月2日で事業を停止していた八戸市廿六日町の「中外印刷」が6日、青森地裁八戸支部より破産開始決定を受けました。
負債総額は約9,100万円です。
中外印刷は1956年5月に設立された企業で、官公庁や地場企業を顧客として受注基盤を構築。
特殊印刷に強みを有し、2002年3月期には売上高1億8,000万円を計上していました。
しかし、ペーパーレス化の進展を受けた印刷需要の後退から以降は減収推移が続き、2019年3月期には売上高1億円を割り込んでいました。
2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で結婚式やイベント関連の印刷需要低迷から更なる落ち込みを強いられました。
コロナ禍収束後は物価高による紙、インク等の資材価格高騰により採算性が悪化しました。
2025年3月期は売上高6,800万円を計上したものの、採算が厳しく、資金繰りのひっ迫から事業継続を断念したということです。