【風車】秋田の落下事故受けて青森県内でも22基“運転停止” 「安全点検しっかり進める」
秋田市で風力発電の羽根が落下した事故を受けた対応です。
この風車を設置した会社の親会社が、傘下にある青森県内4か所の風力発電所の運転をすべて停止し、点検をすることがわかりました。
この事故は今月2日秋田市の海浜公園で東京に本社がある、さくら風力が設置した風力発電の風車から羽根が落ち、近くで倒れていた81歳の男性が亡くなったものです。
警察は重さ8トンの羽根が落ち、男性に当たった可能性もあるとみて調べを進めています。
★青森放送 油川修一記者
「こちらつがる市の風力発電所ですが、秋田県の事故を受けて運転を停止したということです」
事故を受け、さくら風力の親会社「新エネルギー技術研究所」は今月3日、つがる南風力発電所など県内の4か所を含む傘下すべての風力発電所の運転を停止しました。
今後、安全点検などを進めます。
地元の反応は…。
★つがる市 今正行副市長
「きょう早速、運転を止めて総点検すると報告を受けています」
「いままで以上に保守点検をしっかり行っていただいて、秋田県のような事故は2度と起こらないようにしていただきたい」
親会社によりますと、県内で運転を止めたのはさくら風力の佐井村の発電所のほか、別の子会社のつがる市の発電所など4つの風力発電所合わせて22基です。
盛高社長は取材に対し「地元の皆様にご心配をおかけして申し訳ありません まずは今ある風車の安全確認をしっかり進めていきます」と述べました。
秋田市の事故を巡っては国の職員なども現地を調べ、原因究明を急いでいます。