「重大な過失」消火準備せず現場離れた結果“16棟焼損” ドラム缶で木の皮を焼いていた火元の製材所社長たちを起訴 青森県大鰐町

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青森 2025.05.09 19:34

去年6月大鰐町で16棟を焼いた大規模火災です。
検察はきょう火元の製材所の社長たちを重過失失火などの罪で起訴しました。

起訴されたのは大鰐町の新宅製材所と社長の新宅弘敏被告56歳、それに当時従業員だった田村保道被告59歳です。
起訴内容によりますと、新宅被告と田村被告は去年6月19日の午前11時10分ごろから40分間にわたり、ドラム缶を焼却炉代わりにして廃棄物の木の皮11.4キロを燃やしました。
当時は風が強く建物に延焼する恐れがあったのにも関わらず、消火用の水などを準備しなかった上、最後まで確認せずにその場を離れました。
その結果、火の粉などを燃え移らせ、住宅4棟を含むあわせて16棟を焼損させたとして、重過失失火と廃棄物処理法違反の罪に問われています。
検察は2人の認否を明らかにしていません。