【謎】津軽各地で聞かれた「地鳴り」は“衝撃波”の可能性? 京都大学の准教授による分析で新たな説が浮上
今月3日に津軽地域の各地で聞かれた地鳴りのような音について新たな説が浮上しました。
研究者によると空中を高速で移動した物体による衝撃波の可能性があるということです。
防犯カメラには3日午前9時14分の表示。
7秒ほど続いた地鳴りのような大きな音。
この映像が撮影されたのは平川市にある民宿です。
★投稿者
「もしかしたら窓が開いていて戸を(ドンドンドン)こう揺らしている音なのかなと 確かにこんな感じの音なのねこういう音が続いた
弘前市の櫻田市長はきのうの定例会見で
★弘前市 櫻田宏市長
「市としても市民の不安というのは解消しなければいけないと思っていますが 関係方面さまざまな方々に早期に究明していただきたい」
地震の研究者はこの現象を地震計の記録をもとに分析しました。
★京都大学 防災研究所 山田真澄准教授
「波の伝わる速度を調べていくと、それが空中を伝わってきたか地中を伝わってきたか あとは地震とか火山由来のものとかそういったのがまず区別することができます。そして今回はこの衝撃音を出したものの震源は空中にある 上空からきたということがわかります」
山田准教授の分析によると、震源は青森県西方数十キロ先で、速度は音速の2倍程度だと推定しています。
各地の地震計に記録された衝撃波の到達時刻を地図に表すと、震動が双曲線上に広がっていることがわかります。
このことから、物体は深浦沖の空中を東から西に向かって高速で移動したと考えられるということです。
★京都大学 防災研究所 山田真澄准教授
(Q戦闘機などが移動していた可能性は?)
「そういう可能性もあるし、あとは火球とか隕石とか 何か空中というのはもう間違いない」
航空自衛隊三沢基地は「祝日で訓練はしていない」とし、アメリカ軍三沢基地では「その日は地鳴りなどの音を引き起こすような飛行はしていない」としています。