青森県青森市が「宿泊税」導入に向けた調査開始へ!2億5,400万円の税収が見込まれると試算「安定的な財源を確保することは重要な視点」
全国で導入が進む「宿泊税」です。
青森市は導入に向けた可能性について調査を始めることを明らかにしました。
宿泊税の導入に向けた調査は、青森市議会の一般質問で市が始める考えを述べました。
★青森市経済部 横内信満部長
「本市が今後も魅力的な観光都市として持続的に発展していく上で、安定的な財源を確保することは重要な視点でありますことから、今後、他自治体の状況も踏まえながら、宿泊税の導入の可能性について調査研究してまいります」
「宿泊税」は宿泊施設が料金に上乗せして宿泊者から徴収し自治体に納める税金で、全国では12の自治体が導入済みです。
県内では東北で初めて弘前市が、ことし12月から導入するとしています。
★青森放送 菅原厚キャスター
「ねぶた祭期間にはこの新町通りも人で埋め尽くされ、大勢の観光客でにぎわう青森市内。宿泊税の導入が実現すれば、青森市にとって大きな財源の一つとなります」
青森市は税額を弘前市と同額の1人1泊一律200円とし、昨年度、青森市内32の施設に宿泊した127万人と仮定した場合、2億5,400万円の税収が見込まれると試算しています。
税収によって観光資源の魅力を強化する費用などに充てることができるとしています。
市は調査開始から宿泊税の導入まで、2年から3年と見込んでいます。