SNSで親近感を持った男に“暗号資産投資”を勧められ…50歳代の女性が1,799万円相当をだまし取られる

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青森 2025.05.08 17:28

三沢警察署によりますと、去年12月上旬頃、青森県内に居住する50歳代の女性は、韓国人男性を騙るTikTokアカウント「evan45504」を介して、LINEアカウント「カンミンヒョク」とメッセージのやり取りをするようになりました。
女性は男とやり取りする内に信頼するようになり、男から

・暗号資産USDT(テザー)を運用すれば、月に150万から300万が得られる。
・USDTでの投資はリスクが少ない。

などと暗号資産投資を勧められ、男の指示で「Coincheck」「MetaMask」でアカウントを作成し、損益を確認できるサイト「vipbitfusion.com」に登録しました。
そして女性は、ことし1月9日から29日までの間「Coincheek」で8回にわたり、時価1,317万円相当の暗号資産ETH(イーサリアム)を購入後、「MetaMask」でETHをUSDTに変換し、男から指定されたアドレスに送信しました。
女性が「vipbitfusion.com」を確認したところ利益が出ていたとことから、USDT全額を出金しようとしましたが、男と「vipbitfusion.com」のオペレーターから出金するための税金や保証金を支払うように求められました。
女性が2月8日から3月24日までの間3回にわたり、時価482万円相当のUSDTを指定されたアドレスに送信しましたが、暗号資産を出金することができず、男との連絡が途絶えたため被害に気付いたということです。
警察は投資話において「必ず儲かる」などと話し、投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。