夏の参院選へ “5人の争い”ほぼ固まる 大型連休に活動本格化

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青森 2025.05.06 19:52

夏の参議院選挙を巡る動きです。
県内は自民党の現職に野党の新人4人が挑む構図にほぼ固まり、立候補予定者たちは大型連休中各地で活動を本格化させています。

自民党の現職滝沢求さんは各地で県連青年局の街頭活動に立ち安定した政治の実現を呼びかけました。

★自民党・現職 滝沢求さん
「トランプ関税の見直し この交渉が大詰めになってきます」
「この7月行われる参議院選挙はどの政党が国民の命を守れるのか それが問われる選挙だ」

党の県選出国会議員などの応援も受け、組織力を生かしながら支持固めを図ります。

★自民党 神田潤一代議士
「滝沢先生が議席を守り皆様の声をこの青森県からしっかりと国政につなげていく その体制が維持できるかどうか」

不在が続いた3区支部長も木村次郎さんに決まり、前回苦戦した津軽地方の体制作りを急ぎます。

★自民党・現職 滝沢求さん
「厳しい逆風の中での選挙戦となるが、しっかりと私の今までの活動と今後の青森県に対する思いも政策も含め力強く訴えていきたい」

立憲民主党の新人 福士珠美さんも各地でマイクを握り、街頭から政権批判を展開しました。

★立憲民主党・新人 福士珠美さん
「青森は日本はもっともっと良くなるポテンシャルがあると思います それを阻んできたのは今の政権の変わらない政治だと思います」

国民民主党県連が選挙協力に否定的な立場を示す中立憲民主党本部は…。

★立憲民主党 大串博志代表代行
「(国民民主党県連が)自主投票ということですが政策的に連合を介して重なっている部分は多いと思うので、国民民主党支援者の皆さんにも応援してもらえるように、しっかり働きかけをしていきたい」

街頭では田名部匡代県連代表たちと並ぶ機会を増やすなど、知名度の向上もめざしています。

★立憲民主党・新人 福士珠美さん
「しっかりと全県をくまなく回って現場の人たちの声をしっかりとすくい上げて、その声を国政に届けられるように頑張っていきたい」

共産党の新人 荻野優子さんは憲法記念日の街頭活動に参加し、憲法9条の堅持などを訴えました。

★共産党・新人 荻野優子さん
「軍事費を削って戦争ではなく平和と人権を守る社会を、憲法が生かされる政治の実現を訴えて全力で頑張ります」

支持の浸透に向け、高橋千鶴子元衆議院議員と連動した活動も展開しています。

★共産党 高橋千鶴子元衆議院議員
「みんなで集まっている1つになって声を上げていくことが、政府に対するいちばんの反撃だと思っています」

参院選では2013年以来の独自候補で、街頭から一貫して党の政策を訴えます。

★共産党・新人 荻野優子さん
「共産党がこういう政策を出しているとか、1人でも多くの人に共産党の政策を伝えて声を上げれば社会が変えられるということを伝えられるように広く活動していきたい」

先月公認された参政党の新人 加藤勉さんは、大型連休から街頭演説をスタートさせました。

★参政党・新人 加藤勉さん
「奪われた教育、奪われてしまった食の安全、奪われてしまった国の守り、それを元に戻しましょうと言っているのです」

街頭から重点を置く1次産業の支援や党が掲げる消費税の廃止などを訴えます。

★参政党・新人 加藤勉さん
「私の考え政党の考えを広く伝えていこうと」
「参政党というこういう政党がいるこういうことを考えている政党がいると、まず県民の皆さんに広めていく」

政治団体「NHKから国民を守る党」の新人 佐々木晃さんは、すでに党の公認を得ており今月中旬に出馬会見を開く予定です。

有力視される7月3日の公示まで2か月を切り、候補予定者の活動が本格化しています。