【訃報】青森市出身の3人組バンド「SING LIKE TALKING」の西村智彦さんが61歳で死去 メンバーの佐藤竹善さんと藤田千章さんが「全く受け入れ難い事実」と思いつづる

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青森 2025.06.12 19:39

青森市出身の3人組バンド「SING LIKE TALKING」のギター・西村智彦さんが61歳で亡くなっていたことが12日、バンドの公式サイトで発表されました。

公式サイトでは「このたび、弊社所属アーティストSING LIKETALKINGの西村智彦が、令和7年6月5日、61歳にて永眠いたしました。2021年に病を患って以来4年以上、その間、35周年記念コンサートのステージに立つなど、何度となく復活を遂げましたが、再発後、病状は次第に悪化、最期まで、シングライクトーキングのメンバーとして、もう一度活動したいという強い想いで病と闘って参りました」と報告しました。

また、西村さんとバンド活動を共にしたメンバーの佐藤竹善さんと藤田千章さんは「正直、まだ我々も実感が持てずにいます。ただ、幼少期から、人生の殆どの時間を共有してきた我々にとって、その存在は余りにも大きく、全く受け入れ難い事実であることは理解しています。日毎、その喪失感が膨らんでいくことは予想できますが、その大きさはきっと我々自身でさえ想像できないものになるのでしょう」と心境をつづりました。

さらに「西村くんとは、最期の最期まで、グループのコンサート・スケジュールや新曲の制作予定などを語り合い、励し合い、冗談を言い合い、笑い合って、決して希望を捨てることなく過ごして参りました。西村くんを愛してくださった全ての方々に、彼がおそらく皆さまに伝えたかったであろう想いを折り込みながら、我々から心よりの感謝を申し上げたく思います。今まで本当にありがとうございました」と感謝の思いを明かしました。

SING LIKE TALKINGは、それぞれ青森市出身の佐藤竹善さん、藤田千章さん、西村智彦さんで結成されたバンドで、1988年にシングル『Dancin’ With Your Lies』でメジャーデビューしました。1995年以降、ソロや他アーティストへのプロデュースなどメンバー個々の活動も活発に行い、近年では2023年のデビュー35周年に東京や大阪でライブを開催していました。