【史上最速】「ふるさとの英雄のよう」大の里の横綱昇進に初代・大の里の故郷も大盛り上がり!その一方で“さみしい思い”も…? 青森県藤崎町
大相撲の大関「大の里」が史上最速となる13場所で横綱に昇進しました。
スピード出世に初代・大ノ里の故郷・藤崎町でも祝勝幕が掲げられるなど盛り上がりました。
伝達式は茨城県にある二所ノ関部屋で行われました。
昇進を伝える使者を迎えた大の里は…。
★横綱に昇進 大の里関
「横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し唯一無二の横綱をめざします」
おととい横綱の推薦を決めた横綱審議委員会では、大島理森委員長が大の里を高く評価していました。
★横綱審議委員会 大島理森 委員長
「誠に見事な成績であるし、何よりも受けて泰然とした相撲と圧力 前進の相撲をプレッシャーの中で堂々とやり抜いた」
快挙に初代・大ノ里の故郷、藤崎町も沸いていました。
役場では横綱昇進を祝う祝勝幕が作られました。
さっそく初代・大ノ里の化粧まわしなどが展示されているスポーツプラザ藤崎など町内5か所に掲示されていました。
★藤崎町民
「横綱たいしたもんだ」
「(大相撲に)今まで興味がなかった人もまた相撲を見るようになりました」
「応援します テレビ楽しみにして最後まで見ました」
「身長も高いし笑顔も本当にすてき」
藤崎町は大正から昭和にかけて活躍し「相撲の神様」と呼ばれた初代・大ノ里の出身地です。
大の里のしこ名の由来となったことから、藤崎町では後援会を組織し町を挙げて応援しています。
★藤崎町 平田博幸町長
「本当にふるさとの英雄のように我々は見ています」
「とにかく誰からも愛されるような横綱 大横綱になっていただきたい」
一方で後援会が去年11月に贈ったりんごがデザインされた化粧まわしが、今後使われなくなるというさみしい思いも。
横綱の化粧まわしは3枚で1つのデザインの「三つぞろい」になるためです。
★大の里 藤崎町後援会 栩内伸治事務局長
「(横綱昇進は)町としてはうれしいと思っていますが、まわしを付けている姿を見られないことを思うとちょっとさみしい気もあります」
後援会では8月に大の里の激励会を予定しているということです。