「1つの前進」中国向けの水産物輸出が再開へ ナマコやホタテで打撃を受けた青森県漁連は“前向きに評価”する一方で懸念も
中国向けの水産物の輸出が再開される見込みとなったことについて、県漁連の二木会長は前向きに評価する一方で、いつ再開できるのか懸念を示しました。
★県漁連 二木春美会長
「前向きな姿勢になった」
「また中国がいろいろな検査をして、いつ再開できるのかが(わからず)危惧しているところ」
「ナマコやホタテは、それなりの高値で今まで通り中国に輸出できれば」
政府は中国向けの水産物の輸出再開を巡り、中国と合意し手続きに入ることを明らかにしました。
輸出関連施設の再登録の手続きが完了すれば、青森県を含む37の道府県の水産物の輸出が再開されます。
おととし8月からの中国の禁輸措置で、県内ではホタテやナマコの生産者や加工会社などが打撃を受けました。
その後、輸出先の転換に向け、東南アジアなど中国以外の販路の多角化などが進められてきました。
宮下知事は「政府一丸となって取り組んだ成果であり1つの前進であると受け止め、県産水産品の輸出促進に向けて適切に対応していく」とコメントしました。