療養費払い戻しを「4年間」通知せず 町民21人分142万円は一般財源を充当し支給へ 青森県南部町
南部町は国民健康保険加入者の療養費の自己負担が一定額を超えた場合に払い戻される制度について、請求の申請を勧める通知を4年間行っていなかったと発表しました。
町によりますと、ことし3月に町民の親族からの問い合わせで確認したところ発覚したということです。
通知されなかったのは2020年8月分からで、2年間で請求権を失うため2022年7月以前は時効が成立しています。
通知は市町村の努力義務ですが、南部町は時効で請求権を失った町民21人分合わせて142万4762円について一般財源を充当し、早急に申請を受け付け支給する方針をまとめ、きょう30日の町議会全員協議会で説明しました。
通知がなかった原因は当時の担当職員が1人でl通知の意識が不足していたということで、南部町健康こども課は陳謝し「再発防止に向け早急に事務処理チェック体制を構築するとともに、二度とこのようなことがないよう体制を整備します」とコメントしています。