「秋春制」移行で青森にチャンス?Jリーグクラブのキャンプ誘致へ“視察ツアー”や“360度映像” 「さまざまな効果が期待できる」

この記事をシェア

  • LINE
青森 2025.05.05 18:59

2026年から「秋春制」に移行するJリーグです。
県はクラブのキャンプ誘致に向けて視察ツアーなどの取り組みを進めます。

これまでJリーグのクラブは3月のシーズン開幕の前に九州や沖縄など暖かい場所でキャンプをし、地元に経済効果をもたらしてきました。
ただ、世界基準に合わせて2026年からは開幕が8月終了が5月の「秋春制」に移行します。
キャンプ期間が6月と7月となり、比較的冷涼な地域への変更が見込まれ、特に東北や北海道が注目されています。
去年12月に誘致を表明している青森市には、すでに複数のクラブから問い合わせがあったということです。
青森山田高校を率いた黒田剛監督のJ1町田ゼルビアとも協議を進めています。

★青森市地域スポーツ課 高野新課長
「ここ数ヶ月の中で複数のチームから施設を見たいや、青森市としてどういう取り組みをしているかという問い合わせはいただいております」
「みなさんに来ていただけるように取り組んでいきたい」

また、弘前市も女子ラグビー合宿やソフトボール女子社会人リーグでのノウハウを生かし、「積極的に誘致を行っていきたい」と表明しています。
県は各クラブに対しことしの夏、県内のグラウンドや施設などを見て回る視察ツアーなどを実施します。

★県地域生活文化課 小笠原徹課長
「キャンプ地には県外からも多くのサッカーファンの方がみえるということですので、県内ににぎわいや交流などさまざまな効果が期待できると思っています」

県はグラウンドや施設の状況を360度映像で確認できるパンフレットも作るなど、積極的な誘致に取り組むとしています。