“有事に備え”自衛隊などの円滑使用へ 青森空港と青森港の「特定利用空港・港湾」指定を県が了承
青森県はきょう防衛力強化の一環として自衛隊や海上保安庁が有事の際に円滑に使用できるよう整備を進める「特定利用空港・港湾」について、青森空港と青森港の指定を了承すると国に回答しました。
県によりますと、指定によりインフラ整備や災害対応の強化につながると判断し指定を了承しました。
国によりますと4月1日現在、全国で11空港25港湾が「特定利用空港・港湾」に指定されていて、東北の指定はまだありません。
県はきょう国に対して、公的機関や民間企業の活動に生じさせず地元に丁寧な情報提供を行うことなどを要請しました。
今後、国の閣僚会議を経て指定されます。
宮下知事のコメントは以下の通りです。
令和7年5月26日付けで、本県が管理する青森空港及び青森港について、「総合的な防衛体制の強化のための公共インフラ整備」に関し、「円滑な利用に関する枠組み」を関係省庁と本県との間で確認することの依頼がありました。本県としては、
・地域に不安や懸念が生じることがないよう県、青森市、関係者への丁寧な情報提供をするとともに、引き続き国として主体的に国民・県民に対して分かりやすく丁寧な説明を行うこと
・公的機関及び民間企業等の活動に支障が生じることがないようにすること
等の要請を申し添え、「円滑な利用に関する枠組み」を確認した旨、本日、国へ回答しました。