「状況は深刻」青森りんごの収穫量が過去3番目に少ない!雪害でさらに減収する試算も…要因は?
去年の県産りんごの収穫量は37万500トンと初めて2年連続で40万トンを割り込みました。
1973年以降、過去3番目の少なさです。
農林水産省によりますと、去年県内で取れたりんごの収穫量は37万500トンと、前の年より3,900トン少なくなりました。
初めて2年連続で40万トンを下回り今の統計となった1973年以降3番目の少なさです。
県は去年前の年の夏の高温の影響で花芽の数が少なくなり、減収につながったとみています。
★県りんご果樹課 今俊光 課長代理
「(2年連続で40万トン割れは)状況としては深刻と言える」
「総合的に生産量維持に向けていかに対策を講じていくことができるか、対策を考えていきたい」
県によりますと、ことしは今のところ開花量は十分確保されているということです。
ただ雪害の影響で2万1,000トンあまりが減収する試算もあり、ことしも減収が懸念されます。
★県りんご果樹課 今俊光 課長代理
「それ(雪害の影響)をカバーする技術力を生産者が持っているので、技術力である程度回復させていただきたい」
収穫ができる県内のりんご園の面積は1万9,100ヘクタールと、前の年より400ヘクタール減りました。