【異変】「全然いない」どうなる?“マメコバチ”減少対策 りんご豊作願って感謝祭 青森県板柳町
りんごの受粉で大切な役割を担うマメコバチの感謝祭が板柳町で開かれ、生産者たちが近年の猛暑などを要因に進んでいるとみられるマメコバチの減少対策を見直しました。
板柳町は5月8日をマメコバチの日と定め、まいとし感謝祭を開いています。
りんご生産者や関係者が集まり、巣箱が置かれた祭壇に玉串を捧げるなどして豊作を願いました。
りんごの受粉に利用されるマメコバチですが、近年ある異変が起きています。
出席したりんご生産者のひとり、會津大郎さんの園地では。
★りんご生産者 會津大郎さん
「1本の木に5・6匹くらい 木の近くに行けばぶんぶん音聞こえるくらいいたんだけども、全然いないですね」
減少の要因のひとつとみられているのが、近年の猛暑です。
★りんご生産者 會津大郎さん
「おととし去年とかなり暑い日が続いたので、それによってハチが死んでいるという話もありますので、暑くなる前に巣箱の撤去とかを」
「試していかなければいけないと思います」
板柳町ふるさとセンターの鈴木均りんご指導監は、ほかにも天敵である「コナダニ」の被害を防ぐため、こまめに巣の種繭を洗うことが大切だと話し、保全を心がけるよう呼びかけました。