「趣味は…陸上観戦」チームメイトと高めあい目指すは中体連“10秒台”!期待の中学3年生スプリンターに迫る 青森県五所川原市【らぶスポ!】
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去年、陸上の大会で男子100メートル学年全国3位の記録をマークした中学3年生の期待のスプリンターを紹介します。
五所川原第一中学校、グラウンドで汗を流すのは陸上部の生徒たち。
その中の1人、三橋依吹選手は数々の大会で好成績を残しています。
去年の「全日本中学校通信陸上競技大会」では自己ベストの11秒07をマーク。
県内トップはもちろん全国でもなんと3位の記録です。
★五所川原第一中(3年) 三橋依吹選手
「自分が練習した分成果・タイムが出て自分が成長したなと思うと、小さいことからやってて良かったなと思います」
走ることが好きだった三橋選手は小学4年生の時に陸上競技を始めました。
そのころの100メートルは16秒台。
練習を重ねるごとにタイムが伸びていき、いまでは陸上一筋です。
★五所川原第一中(3年) 三橋依吹選手
「自主練習でよく動画を撮ったりするんですけど、自分のフォームだったりストライドとかそういうのを見て日々研修しています」
陸上以外にも何か趣味はあるか聞いてみても…
★五所川原第一中(3年) 三橋依吹選手
「趣味は……陸上関係なく……なんだろう陸上観戦が特に好きです」
学校では自習時間も集中して取り組むなど、ひたむきでまじめな性格がにじみ出ていました。
この日の昼休みは友達とバドミントン。
同級生からの信頼も厚いようです。
★同級生
「三橋君は優しくてクラスでも頼りになる」
雨でグランウドが使えない日は、屋内で走り込みや足腰強化に取り組みます。
実は五所川原第一中の陸上部、すごいのは三橋選手だけではありません。
先月弘前市で開かれた北日本陸上選手大会では4人がバトンをつなぐ400メートルリレーで、大会新記録となる44秒32で優勝しました。
アンカーの三橋選手以外にもいい選手がそろっているのです。
なかでも部長で3走を務める工藤蒼大選手は、去年の県中学校新人陸上大会でも大会新記録を出した実力を持ち、2大エースがチームを引っ張ります。
★五所川原第一中 部長 工藤蒼大選手
「(三橋選手は)ライバルという関係でもあるし、リレーとかになるとチームメイトの関係になってすごく尊敬もしているし」
「いつも仲良く練習とかしていてとても良い存在です」
強豪チームをまとめる部長として意識していることは…
★五所川原第一中 部長 工藤蒼大選手
「だらけないとかそういう所を周りを見て声をかけたりして楽しくやっていくというところは意識してやっています」
練習の合間には部員同士笑顔で接する場面が多く、部全体の雰囲気の良さが伝わってきます。
★五所川原第一中(3年) 三橋依吹選手
「男女仲良くてひとつになっているのが強いと思います」
基本的に個人競技の短距離走ですが、日々の練習を乗り越えられるのは仲間たちとのチームワークがあってこそ。
陸上部を支える顧問の豊沢先生も…
★五所川原第一中 陸上部 豊沢琢磨 顧問
「強みですか強みはみんな仲いいところですね。三橋はまず練習が好き、陸上が好きなので、自分で考えてなんでもやる感じがあります。工藤はユーモアがあって、そういう2人のバランスが良い。そのほかにも3年生良い選手がいっぱいいるので」
そんなチームの要として活躍する三橋選手。
めざすのは…
★五所川原第一中(3年) 三橋依吹選手
「(陸上を)続けようと思っているし、自分がコーチとして下の子に指導できるように頑張ろうと思っています」
「選手と指導者を両立してやろうと思っています」
三橋選手のことし目標は中体連で自己ベストを更新し100メートル10秒台を出すこと。
全国大会入賞をめざし、中学生最後の夏を駆け抜けます。