迫る参議院選挙 “加速”する候補予定者たちの体制づくりや支持拡大への動き

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青森 2025.05.12 19:55

夏の参議院選挙は有力視される7月3日の公示まで2か月を切っています。
この週末、候補予定者たちの体制づくりや支持拡大への動きが加速しました。

自民党の現職で3期目をめざす滝沢求さんは、公明党県本部に推薦願いを提出しました。

★自民党・現職 滝沢求さん
「国民生活や経済対策などその辺の意見交換もさせていただいた」
「今まで以上に自公の連立政権まさに信頼関係をしっかりと築きながら、この厳しい戦いですがしっかりと戦いの駒を進めていきたい」

支持固めの鍵が、前回苦戦した津軽の体制づくりです。
青森3区では木村次郎支部長が、支部長の選任に疑義を呈していた弘前市支部に協力を求めました。

★自民党青森3区 木村次郎支部長
「話し合いの場の中でも次に向けて頑張っていこうというところで皆様とともにベクトルも1つになれたという思い」
「私自身は自分の衆議院選挙のつもりで必死になって頑張っていきたいと思います」

立憲民主党の新人 福士珠美さんは、候補予定者のなかで最も早く事務所開きを行いました。

★立憲民主党・新人 福士珠美さん
「力を結集して今の変わらない政治をぜひとも変えていきましょう 地方の声をしっかりとくみ上げてくれる政治に変えていきましょう そして政権交代を皆さんで果たしていきましょう」

国会議員に加え、党本部から小川淳也幹事長も駆けつけました。
小川幹事長は県選挙区を「最重点区」に位置づけ、全力を尽くす決意です。

★立憲民主党 小川淳也幹事長
「一連の青森県政界の歴史、3年前の(参議院選挙の)結果、現在の体制、直近の情勢、あらゆることを総合判断して、ここが『最重点区』だということです」
「全力でバックアップしていきたい」

共産党の新人 荻野優子さんは反戦運動家の碑前祭で防衛費の削減などを訴えました。

★共産党・新人 荻野優子さん
「まず若い人が希望を持てる政治を 高齢者や子育て世代も大切にできる政治を」
「外交で平和を作ってほしいという声が若い人からもたくさん寄せられている ことし戦後80年でもありますし、平和の先頭に立つ日本政府を作れるよう頑張りたい」

街頭活動をはじめ地域の催しや講演会などにも顔を出し、知名度の向上や政策の浸透を図ります。
2013年以来の独自候補で党勢拡大を狙います。

★共産党県委員会 畑中孝之委員長
「これまで共産党とは接点が弱かった方々から」
「私たちの声を聞いてほしいという声が街頭でも集会でも寄せられていることが大きな手応え」

参政党の新人 加藤勉さんは党本部の神谷宗幣代表が応援に駆けつけ、街頭から支持を呼びかけました。

★参政党・新人 加藤勉さん
「青森県の第1次産業を活性化することで全国の同じような境遇の都道府県が活性化します ひいては日本の繁栄につながります 一番大事な食ですから」

神谷代表は政策をアピールして党の認知度を上げたい考えです。

★参政党 神谷宗幣代表
「いろいろなミニ集会を県内でたくさん開いてもらって参政党という党の認知を上げていくことが大事」
「参政党って聞いたことがある 加藤さんって知っていると」

政治団体「NHKから国民を守る党」の新人 佐々木晃さんはあす出馬を表明する予定です。

参議院選挙は7月3日公示、20日投開票が有力視されています。