【転換】信号機「設置できない」から“一転” 相次ぐ交差点事故を受けて警察が設置する方針を表明!要望を続けていた町は… 青森県六戸町

この記事をシェア

  • LINE
青森 2025.05.29 19:49

去年9月、7人が死傷するなど事故が多発する六戸町の交差点です。
きのうも重傷事故が起きるなど相次ぐ事故の発生を受けて、警察は早ければ来年度末にも信号機を設置する方針を示しました。

きのう六戸町の町道交差点で、原付バイクに乗っていた高齢男性が重傷となった事故現場。
一夜明け、この交差点について警察は、きょう新しい事故防止対策を発表しました。

★県警察本部交通規制課 川嶋友明次長
「交通量もある交差点ですので、信号が設置されることによって、1つでも痛ましい事故が少なく減少していただけることを期待しています」

信号機が設置されるのは、六戸町犬落瀬の町道交差点です。
県警察本部によりますと、信号機は4方向に設置される予定で、交差点付近の段差を解消する必要があるとして、町による工事が終わる来年度末をめどに信号機を設置するとしています。

★六戸町民
「(信号機が)つけば大した助かるよ 安全すぎるぐらい。あればいいなと思ったけど、つくみたいだから安心します」
「(一時停止付いてからは)だいぶよくなったけど、それでも無視する人は中にはいるんだよね」
「信号機付くのは2・3年と言っていたから、そんなに早く付くとは思わなかったから 早くついてほしいね」

この交差点では昨年度も7人が死傷するなど、6件の事故が相次いで発生。
住民や町は信号機の設置を求めていましたが、交差点付近の段差で車が弾む危険性があり、設置できないと説明されていました。

★六戸町 佐藤陽大町長
「町としてはスタンスを変えずに、道路改良工事段差の解消をして信号機設置に進もうという話は変えてきていなかったものですから、それはもう粛々と進めることとして、信号機設置は大変ありがたいなと思っています」

警察はことし3月、暫定的な安全対策として4方向すべての一時停止を始めましたが、きのうの重傷事故や、交通量の変化により事故が増えているとして信号機を設置する方針を固めました。