【コメ】農家の所得や輸入米について田名部議員と小泉大臣が激しい論戦　参議院の農林水産委員会

コメの価格高騰対策やコメ政策の転換を巡る国会の動きです。
県選出の立憲・田名部議員と小泉農林水産大臣が激しい論戦を交わしました。

参議院の農林水産委員会では、県選出の立憲民主党・田名部議員が登壇しました。

★立憲民主党　田名部匡代参議院議員
「我々はやっぱり価格が市場で、所得は保障でということをいってきました」
「（過去の戸別所得補償制度の）どこに良い面があったのか見直す点は何だったのかということを、お互い真摯に議論させていただきたい」

農家の所得を支えるには、国が所得を直接支える仕組みが不可欠だと訴えました。
小泉大臣は…。

★小泉農水相
「いかに基盤整備をして人手が不足する中でも、より効率よく働ける生産基盤を作らなければいけないと　そのときに果たしてあのときに戸別所得補償をやる一方、土地改良をバッサリ切ったことは正しかったんだろうか」

過去の所得補償制度は土地改良の予算の削減を招き、生産基盤を強化する歩みを止めたと答えました。
一方、輸入米について田名部議員は…。

★立憲民主党　田名部匡代参議院議員
「米はありますありますと言っておいて、さらに輸入というのはなかなかちょっと何がしたいのか分からなくなってきたなと思っているんです」

この指摘に小泉大臣は…。

★小泉農水相
「ここで手を打たなかったら、棚はだんだんカリフォルニアベトナム、台湾、これが当たり前のようになってくると思います。そういったことを食い止めるためにも備蓄米を出している」

過熱した市場を正常化させる強いメッセージだと反論するなど、激しい論戦を交わしました。