「訓練でできないことは本番ではできない」警備本部を高い“商工会館”へ…! 「震度6強」大津波警報を想定した訓練 青森県八戸市
八戸警察署は津波の浸水を想定し、代替施設としている八戸商工会館に災害警備本部を移す訓練を行いました。
移転訓練はことし3月に八戸警察署と八戸商工会議所が結んだ協定に基づいて初めて行われました。
訓練の想定は震度6強の地震が発生し、午前6時におよそ300人の署員を非常招集し大津波警報の発表によって災害警備本部を警察署よりも高く浸水想定区域の外にある八戸商工会館に移します。
参加した署員は商工会館に隣接する市役所の広場に警察車両を次々と移して、無線などの資機材を4階の会議室に運び入れました。
八戸警察署は最大クラスの津波が発生すると高さ10メートルの浸水が予測され、庁舎の3階部分までは使えなくなります。
★八戸警察署 鎌田行剛署長
「訓練でできないことは絶対に本番ではできないので、訓練が100%しっかりできるように訓練を重ねていく」
八戸警察署は今後も訓練を重ねて災害時に備えます。