脚立で従業員に高所作業させ転落死亡事故 70歳代の男を書類送検 青森県鰺ヶ沢町

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青森 2025.06.03 18:09

五所川原労働基準監督署は従業員が高所での作業を行う際に安全に昇降するための設備を設けていなかった疑いで、鰺ヶ沢町で木材家屋建築工事業を営む70歳代の男を青森地方検察庁五所川原支部に書類送検しました。
従業員は、ことし3月13日に鰺ヶ沢町内で行われた車庫の改修工事の際、高さ1.8メートルの高所で作業を行い、降りようとした際に誤って転落し亡くなりました。
労働安全衛生法では、1.5メートルをこえる高所での作業を行う際、労働者が足場など安全に昇降するための設備を設けなければならないと規定されています。
五所川原労働基準監督署によりますと、事故現場では足場などを設置せずに、脚立で従業員を昇降させていたということです。