「県外流出の原因に」東京都より210円低い!青森県労働組合総連合が最低賃金大幅引き上げなどを要請 青森県
物価高騰が続くなか、県労働組合総連合が労働局や県庁に最低賃金の引き上げなどを要請しました。
県労働組合総連合の奥村議長たちは、青森労働局を訪れ、吉田義人賃金室室長に最低賃金の引き上げなどを求める要請書を手渡しました。
県の最低賃金は、去年過去最大の55円引き上げられ953円となりましたが、最も高い東京都とは210円の差があります。
県労働組合総連合は、県の最低賃金で毎日8時間働いた場合、月12~15万円の手取りにしかならず、働く世代の県外流出の原因になっていると説明しました。
★青森県労連 奥村榮議長
「(人口流出が続くと)県民生活を支えられないような方向に向かっているわけですよね。そういう意味では、この問題は青森県の最低賃金が該当する人だけでなく、県民全体の問題だと思います」
要請では、最低賃金の大幅な引き上げや地域間格差解消のために、全国一律の最低賃金制度の実現を求めていて、県に対しても国や関係機関に強く働きかけるよう求めました。