「悲しいです…」小学生たちが最後の『イルカ観察会』 知床観光船事故受けた“対応困難”で遊覧船が運航終了
ことし10月に運航を終えるむつ市脇野沢の観光船「夢の平成号」で、イルカの学習に取り組む地元の小学生たちが、きょう最後の観察会に出航しました。
★脇野沢小の児童
「あ、いる!いた!」
むつ市脇野沢沖の陸奥湾でイルカウォッチングをしたのは、脇野沢小学校の児童8人です。
児童たちは観光船「夢の平成号」で歓声を上げながら、イルカの頭数やカマの大きさなどを観察していました。
★観察の様子
「群れの頭数も見るんだよ」
「さっきは4頭…」
「え、いっぱいいるな」
夢の平成号は、北海道知床沖の観光船の事故を受けた法改正の対応が困難なことなどから、ことし10月13日に運航を終了します。
イルカウォッチングはいまの時期だけのコースで、児童にとってきょうが最後の観察会となりました。
★脇野沢小の児童
「1年生のときから乗っていたので、かなり思い出もいっぱいあるので、本当はもっと運航してほしいけど少し悲しいです」
「イルカウォッチングがなくなったとしても、イルカを観察していきたいと思いました」
イルカウォッチングコースは今月15日まで運航されます。
終了後はむつ市を出航してイルカを見ることが出来る定期船は、むつ湾フェリーだけになります。