苦情や要望が“過去最多”で殺到した青森市の除排雪「体制をもう一度見直すことが必要」 初の検討会議で出た課題は?

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青森 2025.05.08 20:08

青森市が苦情が殺到した除排雪の検証を始めました。
有識者の意見などを踏まえ、市は新しい実施計画を11月上旬に公表します。

青森市は防災・気象の専門家など、5人の有識者でつくる除排雪検討会議を立ち上げ、きょう初めての会合を開きました。
青森市では年末年始の9日間に過去最も多い139センチの雪が降るなど、記録的な大雪で除排雪が行き届かず、過去最も多い1万9,000件の苦情や相談が寄せられました。
市は生活道路に近い幹線道路の作業の遅れや、業者が複数の地区を掛け持ちしていて作業が遅れることなどを課題としてあげました。
委員からは「緊急車両の通行など命を守ることが大事」「事業者によって作業にバラツキがある」などの指摘がありました。

★青森市 西秀記市長
「除排雪の体制をもう一度見直すことが必要ですし」
「さらに掘り下げてさまざまな意見をもらいながら。持続可能な除排雪体制の構築をめざしていきたい」

市は8月までに対策をまとめ、新しい実施計画を11月上旬に公表します。