【遭遇】陸奥湾で野生のイルカに会える!ウォッチングツアー開始で“100頭”のイルカが目の前に… 青森県

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青森 2025.05.06 19:55

大型連休最終日、陸奥湾ではイルカのウォチングツアーが始まりました。
毎年この時期になると見られるイルカを探しに行ってきました。

きょうから始まったのは青森市の旅行会社「また旅くらぶ」が企画した「イルカウォチングツアー」です。
外ヶ浜町蟹田港から出発したツアーには3人が参加しました。

★青森放送 菅原厚キャスター
「出航しましたきょうは風もあまり強くなく波も穏やかな状況ですね」

青森大学でカマイルカの生態を研究している清川繁人教授が同行します。

★青森大学 清川繁人教授
「(イルカが来るのは?)4月頭頃ことしはちょっと遅めだが例年通りです」
「(どういう場所にいるんですか?)イワシを追いかけていますのでイワシの群れがたくさんいるところにいます」

この日の水温は12.1度。
イルカにとって適温だということです。

★菅原厚キャスター
「下北半島が近づいてきました。奥には釜臥山もみられます」

出航してから北へ針路をとること20分。

★菅原厚キャスター
「フェリーの前方にイルカが跳ねています!フェリーを誘導しているかのようです」

そして…

★菅原厚キャスター
「いた!いました!」
「跳んでます!イルカ2頭!この辺りイルカの群れがいますね」

日本海を北上してきたイルカは4月上旬から6月中旬まで陸奥湾を回遊しています。

★菅原厚キャスター
「なんだか船を歓迎してくれている感じですね」
「きたきた!近いところ跳ねてる!跳ねてる」

特に半島間の海域には海鳥が海面付近に集まって群れる「鳥山」ができていました。

★青森大学 清川繁人教授
「これはイワシの群れが湾内に移動してきている そのイワシを狙って鳥とイルカが同時に集まってきている」

半島間には暖流と寒流が混ざり合うことからプランクトンが多くなり、イワシの群れができるということです。

★青森市から参加
「(陸奥湾でイルカを見るのは)きょうが初めてです」
「自然の生き物が躍動しているのを見ると元気になりますね」
「イルカがたくさんみられたので楽しかったです かわいいですね」

★青森大学 清川繁人教授
「(きょうは2時間で)遠くまで含めると100頭くらいは見られたと思います」
「陸奥湾フェリーからはイルカがジャンプする姿も見られるので、またイルカの違った姿をみることができます」

野生のイルカに出会えるウォッチングツアーは来月中旬まで土日を中心に行われ、定員は8人までとなっています。