【花見客】「去年に比べて伸びている」弘前さくらまつりに世界中から231万人!青森市・五所川原市も人出増加…要因は?
ことしの弘前さくらまつりは期間中の人出が推計値で231万人と発表されました。
台湾をはじめ、ヨーロッパやアメリカなど世界中から観光客が訪れました。
弘前市によりますと、弘前さくらまつりの人出は先月16日から今月5日までの20日間で231万人となりました。
ことしより4日間多く開かれた去年と比べて14万人少なくなっています。
遅咲きのヤエザクラの弘前七桜が浸透し、大型連休後半も落ち込みが少なかったということです。
★弘前市 櫻田宏市長
「宿泊施設からも、ゴールデンウィーク5月に入ってからも落ち込みはないというか、逆に去年に比べて伸びているという口頭ですけれども報告を伺いました」
花見客がどこから訪れたのか、市が園内で調査した結果も公表されました。
シールは1万3,000枚配布され、国内は47都道府県すべて貼られています。
最も多いのが弘前市のあたりでシールが山盛りに貼られ、東北や関東から大勢訪れています。
海外では台湾が最も多くなっています。
このほかヨーロッパやアフリカアメリカや南米など世界中から訪れたことがわかります。
一方、合浦公園と野木和公園で開かれた青森春まつりは、ことし先月19日からの11日間でおよそ10万8,900人の人出でした。
1日あたりの平均は9,900人と去年を1,000人上回りました。
公園の管理会社は満開日が6日間と開花状況がよかったことなどを理由に挙げています。
また、五所川原市の芦野公園で先月23日から29日に開かれた金木桜まつりの来場者はおよそ7万人と、前年よりも3万9千人増えました。
まつりの実行委員会はいつもの年より会期を前倒ししたことで、桜の開花時期と重なったことが要因とみています。
東北新幹線も八戸・盛岡間の利用者が先月25日からの12日間で25万人と前の年を1万人上回りました。
JR東日本青森支店は曜日の配列で長期休暇が取りづらく、国内旅行の需要が高まったと分析しています。