詐欺以外「何もやっていません」殺人など7つの罪に問われた男に懲役30年求刑 青森地検

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青森 2024.04.22 18:26

知人を除雪機でひいて殺害するなど7つの罪に問われている男に有期懲役としては最長の懲役30年が求刑されました。男は詐欺以外の6つの起訴内容について「何もやっていません」と主張しました。

本籍・七戸町の大橋一輝被告は2020年12月うつぶせにした知人の男性を除雪機で乗り上げて殺害した罪のほか、男性を乗せた軽トラックを八戸市の岸壁から転落させた殺人未遂や、放火、詐欺など合わせて7つの罪に問われています。きょうの裁判員裁判で検察側は大橋被告が男性の殺害を2度も計画していることなどから、「強い殺意と生命軽視の姿勢があった」と指摘し、有期懲役としては最長の懲役30年を求刑しました。一方弁護側は保有していない中古重機の購入を持ち掛け、あわせて933万円をだまし取った詐欺罪のみ認め、殺人や放火など6つの起訴内容については無罪を主張して執行猶予付きの判決を求めました。大橋被告は詐欺については「嘘をつき申し訳ない」と認めましたが、6つの起訴内容について「何もやっていません」と蔵本裁判長をまっすぐ見据えはっきりと述べました。判決は来月22日に言い渡されます。