「管理の方法を考えて」“豪雪”で倒れた国重文の門は町会で管理!?ボランティアでは手が足りず…弘前藩4代藩主・津軽信政公をまつる高照神社 青森県弘前市
弘前市の高照神社にある国指定重要文化財「廟所門」が倒れる被害を受けていたことがわかりました。
豪雪が原因とみられています。
高照神社は弘前藩4代藩主・津軽信政公をまつる神社です。
被害を受けたのは本殿の奥200メートルにある信政の墓、「廟所」にある国指定重要文化財「廟所門」です。
高照神社は高岡町会が無償で管理していて、記録的な豪雪となったこの冬もボランティアを募り、雪片付けをしました。
拝殿や本殿の屋根には2メートルもの雪が積もり、懸命に雪を下ろしましたが、さらに奥にある参道や廟所は人手が足りず手を付けられませんでした。
門は廟所のおよそ100年後の1815年に建てられたと言われていますが、屋根が倒れたため応急処置として支える工事をしビニールシートをかぶせています。
高岡町会は歴史的重要性を理解してもらい、保存管理に力を貸してほしいと呼びかけています。
★高照神社を管理する葛西修造 高岡町会長
「豪雪で門が崩れるという私どもの力では及ばないところもありますので、なんとか管理の方法を考えていただきたいと思っています」
弘前市は今月文化庁に毀損届を提出しています。
神社にはいつも通り参拝できますが、廟所に通じる参道から奥は立ち入り禁止となっています。